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NVIDIA認定資格取得のお話~GTC 2025編~
2026.03.18

GPUエンジニア
石渡 巧

みなさんこんにちは!GPUエンジニアの石渡です。
今回は、NVIDIAが主催するGTC会場で受験可能なNVIDIA認定資格取得について、実際に受けた体験談や試験の難易度などを、個人の感想をもとにお話しします。
これからGTC 2026に参加される方々に参考にしていただければ嬉しいです。
【目次】
1. GTC ってどんなイベント?
今年もGTCが開催されていますね。
GTCは、NVIDAが主催する世界最大規模の GPU カンファレンスです。毎年多くの参加者が集まり、以下のようなプログラムが開催されます。
- 最新GPUの発表
- AI関連のセッション
- NVIDIAエンジニアの技術トーク
- パートナー企業の展示
- NVIDIA DLIのオンサイトワークショップやトレーニングラボ
(近年は招待制ではありますがハッカソンなども開催予定とのことです
https://www.linkedin.com/pulse/go-hands-on-nvidia-dgx-spark-gtc-2026-san-jose-allen-bourgoyne-7mmre/?trackingId=HbMMWbsHRPytk1z4YvQRLw%3D%3D)
などなど、AIやGPUに関わる人にとって魅力的なイベントです。
自分も毎回、セッションを見たり展示ブースを回ったりするのですが、実はGTCには ちょっとした裏メニュー的なコンテンツがあります。
2. 裏メニュー:会場限定の無料認定試験
それが NVIDIAの認定資格試験を現地で受験できるというものです。
しかもこれ、普通に受験するとそれなりにお金がかかるのですが、GTCの会場だと無料で受験できます。
私はGTC 2025に参加した際、この制度を使ってNVIDIA-Certified Associate – AI Infrastructure and Operations(NCA-AIIO)
という資格を受験してきました。
通常この試験、受験料は 125ドル。それが GTC会場だと無料。
GTCはどうしても、セッション、ミートアップ、ブース巡りなどで予定が埋まりがちですが、もし時間の都合が良ければ、 かなりおすすめのコンテンツです。
3. 受験までの流れと当日の体験
受験しようと思ったら満席だった
2026年からは予約制とのことですので以下のセッションカタログからご予約ください
https://www.nvidia.com/ja-jp/gtc/session-catalog/?sessionTypes=Certification
2025年のGTCでは自分のスケジュールが結構タイトで、ようやく時間が取れた日に試験を申し込もうとしたらすでに満枠。
スタッフの方に聞くと「明日なら空いています」とのことでした。
ただ私は 翌日帰国予定でした
どうしてもその日に受けたかったので「明日帰国しないといけないので、なんとか今日受けさせてもらえませんか?」とお願いしてみました。
すると「今受験している人が早く終われば席を用意できます。ただし受験時間は短くなります」とのことでした。
もちろん「それでもいいのでお願いします!」ということで、なんとか受験させてもらえることになりました。
ちなみに試験会場の近くには セルフラーニングスペースのようなエリアも用意されていました。
そこでは試験に関連する資料や学習コンテンツを確認できるようになっていて、少し勉強してから受験することもできます。
ただ今回は
- 席が空くかどうかわからない
- 受験時間も短くなる可能性あり
- 帰国前のかなりギリギリのスケジュール
という状況だったので、完全に一発受験でした。
4. 言語の壁
想像以上に大変だった「言語の壁」
試験は会場のPCから受験します。
ただしここで問題がありました。言語が「英語」か「中国語」しかない。
当然英語を選ぶしかないのですが、翻訳ツールも辞書もなく、問題文を自分の英語力で理解する必要がありました。
技術用語はだいたいわかるのですが、問題文の細かいニュアンスや、質問の意図の理解が地味に難しく感じました。
「これ日本語だったら絶対答えられるのに…」という問題も何問かありました。
そんな感じで苦戦しつつ問題を解いていきます。
時間も短くなっていたので少し急ぎ気味で進めて、20〜30分くらいで試験終了。
最後の回答ボタンを押すと…画面に表示されたのはCongratulations!
無事合格でした。試験官の方にも「おめでとう!早かったですね!」と言われて、試験会場の外へ案内されました。
5. 合格特典 ― デジタルバッジとフィジカルバッジ
GTC会場で受験する最大のメリット
NVIDIA認定資格に合格すると、デジタルバッジ(名刺などに使える認定ロゴ)がもらえます。
ところが2025年受験時は、GTC会場で合格すると…フィジカルバッジがもらえました。
そう、ピンバッジです。
実は私、これが欲しくて、どうしてもGTC会場で受験したかったのです。
無事合格し、 念願の認定バッジ をゲットいたしました。

2025年は、それとは別にGTC期間中に開催されるセレブレーションパーティへの招待状がもらえましたが、スケジュールの都合で残念ながら参加できませんでした。
受験自体は日本でもできますが、日本で受けた場合は合格してもデジタルバッジしかもらえません。
6. NCA AIIO 試験の概要と出題範囲
NCA-AIIOの試験内容
今回受けた資格はこちら。
NVIDIA-Certified Associate – AI Infrastructure and Operations
公式ページ
https://www.nvidia.com/en-us/learn/certification/ai-infrastructure-operations-associate/
このページを見ると
- 試験時間:60分
- 問題数:50問
- 受験料:125ドル
といった基本情報や、出題範囲(Exam Blueprint)も確認できます。

試験は主に以下のような内容です。
AI基礎(約38%)
- AI / ML / Deep Learning の違い
- GPUとCPUアーキテクチャ
- NVIDIA AIソフトウェアスタック
- AIのユースケース
AIインフラ(約40%)
- GPUクラスタ構成
- データセンターの電力・冷却
- AIネットワーク
- オンプレ vs クラウド
- DPUの役割
AI運用(約22%)
- GPUモニタリング
- クラスタ運用
- ジョブスケジューリング
- 仮想化環境
7. 難易度に関する感想
難易度の感想
個人的な感覚ですが、GPUサーバー、AIインフラこのあたりを普段触っている人なら十分合格できるレベルだと思いました。
正直なところ一番大変だったのは英語。
日本語で受けられるならProfessionalレベルも狙えそうという感触でした。
8. NVIDIA 認定資格ラインナップ(概要)
NVIDIA認定資格は様々あります。
ちなみに NVIDIA-Certified の資格は、インフラだけではなく いくつかの分野ごとに資格が用意されています。
そしてそれぞれの分野で
- Associate(基礎)
- Professional(中級〜実務)
という 2つのレベル が用意されています。
現在の主な分野はだいたい次のような感じです。
| Associate | Professional | |
|---|---|---|
| AIインフラ系 | ・AI Infrastructure and Operations(NCA-AIIO) | ・AI Infrastructure(NCP-AII) ・AI Operations(NCP-AIO) ・AI Networking(NCP-AIN) |
| データサイエンス系 | ・Accelerated Data Science(NCA-ADS) | ・Accelerated Data Science(NCP-ADS) |
| Generative AI系 | ・Generative AI LLMs(NCA-GENL) ・Multimodal Generative AI(NCA-GENM) |
・Generative AI LLMs(NCP-GENL) ・Agentic AI(NCP-AAI) |
| 3D / OpenUSD 系 | ・OpenUSD Development(NCP-OUSD) |
試験時間は
- Associate:約1時間 / 約50問 / $125
- Professional:約2時間 / 60〜75問 / $200〜$400
という構成になっています。
Professional試験は 約400ドルするので、
それが 無料で受けられるのはかなり大きいです。
9. これから GTC に参加する方へのアドバイス
これからGTCに行く方へ
もし、GTCに行く予定で、時間に余裕があり、英語試験に抵抗がなく、NVIDIAの資格に興味があるという方はぜひ会場で受験してみてください。
なお、2026年からは予約制とのことですので以下のセッションカタログからご予約ください
https://www.nvidia.com/ja-jp/gtc/session-catalog/?sessionTypes=Certification
無料で受験できるだけでなく物理バッジというGTCならではの記念品も手に入ります。
自分もまたGTCに行く機会があればProfessional試験を受けてみたいと思っています。
▶︎ お問い合わせはこちら
※「NVIDIA」は、米国およびその他の国における NVIDIA Corporation の商標または登録商標です。



