【技業LOG】
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2019.07.26
その他

ICTのスポーツ分野での活用 < 前編 >

沼尻 大輝

スポーツIoTアドバイザー

沼尻 大輝

パフォーマンスの向上へ向けたICTの活用例

現在スポーツ分野でICTの活用が加速しています。

TVで見かけた方もいると思いますが、バレーボールの試合中に、監督がタブレットを見ながら、選手に指示を出していたり、フィギュアスケートでは選手が飛んだ高さや、回転数などが表示されています。この様にスポーツへICTを活用する事で、技術の向上や、戦略、またはエンターテインメントといった分野への活躍が期待されています。

その中でも、今回は選手のパフォーマンスの向上へ向けたICTの活用例をご紹介します。

画像:パフォーマンスの向上へ向けたICTの活用例
画像:パフォーマンスの向上へ向けたICTの活用例

ShiningArcsの取り組み

自分は昨年までラグビーのトップリーグに所属しているNTTコミュニケーションズの「ShiningArcs」でプレーをしていました。
「ShiningArcs」ではパフォーマンスの向上や体調管理に「ICT」を活用しチームの強化に活かしているので、その取り組みについて触れたいと思います。

画像:ShiningArcsの取り組み

毎日の練習ではGPSトラッキングを使い、総走行距離 / 最高時速 / 加速度 / 毎秒 5 m以上のスピードに瞬時に加速する「ハイインテンシティランニング」の回数などの個々のデータを収集しています。

コーチはこのデータを元に個人別及びチーム全体練習メニューのボリュームや強度のコントロールを行っています。
またこのデータは毎日ボードに貼り出し選手自身も自分のデータを確認し、今自分がどれだけのスピードや、スタミナがあるか認識することができます。
またメディカルケアの為に、選手は日々の身体の調子、体重などを毎朝スマホの体調管理アプリへ投入し、メディカルスタッフと情報を共有しています。そのデータを元に練習前後に選手とコミュニケーションを取り、個人別のトリートメントを行っています。

その他にもアナリストの分野でICTの活用が進んできていて、グラウンドの周りに設置した4台の定点カメラで撮影した映像を元にタックルやパスの回数、相手ディフェンスをブレイクした回数やゲインした距離など、毎試合毎にデータ化することでチームの得意・不得意な状況などを分析し、ゲームプランの立案に役立てています。
その映像はロッカールームにあるモニターで確認したり、個人のスマホでも閲覧できるようになっており、選手はその日の練習の振り返りをクラブハウスや家にいても確認をする事ができるようになっています。

このような取組はラグビーだけではなく、多くのスポーツでも取り入れられてきており、まだまだICTには大きな期待と、多くの可能性が秘められています!
今年はラグビーのW杯、来年にはオリンピックが日本で開催されます。
今まで以上に、スポーツの注目が集まります。
その中で自分としてもスポーツの発展に貢献ができるよう、アプローチし続けていきたいと思います。

画像:ShiningArcsの取り組み

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