【技業LOG】
技術者が紹介するNTTPCのテクノロジー

2017.07.14
SD-WAN

SD-WAN座談会 運営からの実施レポート

中山 幹公

マーケティング・事業開発担当ディレクター
技業LOG編集長

中山 幹公

SD-WAN座談会の様子

さる4月19日、「第二回 SD-WAN座談会」が開催されました。

これは、「SD-WAN」に興味のある有志のメンバーが集まり、先行して取り組んでいるベンダーやキャリア、もしくはエンドユーザー等の話を聞いて、知識を深めつつ、SD-WANを盛り上げよう!という趣旨で開催しており、今回は昨年の7月に続き第二回目となります。
運営事務局は、発起人である現Druvaの山本さんの声掛けに呼応して集まった数人のメンバーであり、私自身もその運営メンバーの一人です。
昨年の第一回は、SD-WAN機器ベンダーを中心にこじんまり開催し、40名程度の参加でしたが、今回の第二回は160名を超える参加者が集まりました。
と言っても、Facebookで告知した以外、集客のために特段の広告やプロモーションはもちろん、個別の声掛けなどもほとんど行っておらず、運営側も参加エントリー状況の好調ぶりには驚いていました。
SD-WANが少しずつ注目を集めるようになり、バズって来つつあるかなと感じる今日この頃です。

さて、当日の様子ですが、NECネッツエスアイ様のご協力により、本社の食堂フロアをお借りして実施したのですが、当初食堂のスペースの半分くらいに寄せて開催するつもりが、予想を超える参加者数のため、食堂全域をお借りすることになりました。こんなに広いスペースを都内一等地にお持ちで、それを快く使わせていただいたNESIC様には本当に感謝です。
アジェンダはこちらをご参照ください。
https://we-love-sdwan.connpass.com/event/51766/

主宰の山本さんの挨拶のあと、session1は会場をご提供いただいたNESICの中村さんから、まずは参加者のSD-WANに対する知識レベルを平準化するため、「初めてのSD-WAN」というタイトルで、SD-WANの基礎知識をわかりやすくレクチャーいただきました。SD-WANの基礎知識を知りたいなーという方は、この「技業LOG」の上田による投稿もぜひご覧ください。
ネットワークの常識を覆す技術革新「SD-WAN」

さて、Session2は諸事情により、急きょSession3と入れ替わり、弊社NTTPCの三澤から「『WANのクラウド化』とは? ~ユースケースから見るSD-WAN活用法」と題しまして、NTTPCのSD-WANの取り組みをご紹介させていただきました。NTTPCは1月にSD-WANを活用したネットワークサービスを提供開始しており、お客様やパートナー様への提案等を通じ、見えてきたWANの課題と目指すべきこれからあるべきWANの姿についてNTTPCなりの考えをプレゼンテーションしました。
(なお、この座談会のあと、6月6日には第二弾となるさらに本格的なSD-WANサービスを提供開始しております。詳しくは「Master'sONE CloudWAN」サイトをご覧ください。)
「Master'sONE CloudWAN」サイト

ここ数年で、企業のICT環境は大きな変化が起きており、例えばクラウドサービス利用の増加や、働き方の多様化やIoTの広がりによるモバイル利用の増加、さらには動画等リッチコンテンツの企業ユースの拡大等によるインターネット(特にダウンロード側)利用の急拡大などが主なところです。これに対し、ICTインフラにおいて、サーバー環境の方は、柔軟で拡張性がある各種クラウドサービス(IaaS)が勃興し、その概念や利用実態も大きく変わりました。一方でネットワーク環境は、それほど大きな変革が起こっておらず、2003年頃からクローズドVPNの世界で従来のIP-VPNサービスに替わり、NTT東日本・NTT西日本の「フレッツ」を足回りに採用したエントリーVPNが出現して以来、特段の変化はないと言えます。AWSやAzure等のIaaSサービスが普及していくにつれ、どんどん進化するサーバー環境に対し、一向に変化しないネットワーク環境に対し、変革を望むユーザーの声は増すばかりです。
このようなユーザーの声に対し、ひとつの答えがこの「SD-WAN」であると言えます。
NTTPCの提供するSD-WANは、現時点での主なSD-WANユースケースである、SD-WAN機器をユーザーで選定・導入し、自社で運用していく個別構築のSD-WANとは違い、「ネットワークサービス」として提供されていることが大きな特長です。いわば「SD-WAN as a Service」です。ネットワークサービスとあわせて提供されるコントロールパネルでネットワーク内を流通するアプリケーションごとのトラフィックが可視化できます。IaaSの利用に慣れた方ならしっくりくるのではないでしょうか。
以上のような話を、具体的なユースケースなども交えご説明させていただき、おかげさまで参加者アンケートの満足度も非常に高いスコアを頂きました。

そのあとは、NTTComさんのシリコンバレー駐在先からの電話会議による米国のSD-WAN最前線のプレゼンテーション、Cradlepointさんと組んでSD-WANに取り組まれているSoftbankさんのプレゼンテーション、さらにはVelocloudを採用し、いち早くSD-WANを利用している三谷産業様がエンドユーザー視点でのSD-WANを語って頂きました。

その後、以上の登壇者によるパネルディスカッション。IaaSの普及により、インフラ構築/保守を生業としてきたSIerの立場の変化や、クラウド専業のインテグレーターの台頭が起こったことから、ネットワークベンダーの世界にも同じような変革が起きるか否か・・等という非常に興味深いディスカッションが展開されました。

その後、SD-WANベンダー各社によるライトニングトークが展開され、さらに盛り上がったのですが、この時、ViptelaさんとCiscoさんがそれぞれプレゼンテーションされたのですが、後日CiscoさんによるViptela買収のニュースが流れ、驚いた参加者の方も多かったようです。

座談会終了後は懇親会も開催され、それまでの熱気を引き継ぎ、熱い議論が展開されていました。ちなみに、運営スタッフは会場撤収後も近所のお店で二次会となったことは言うまでもありません(笑)

この座談会については、後日、日経コミュニケーションの6月号のSD-WAN特集において取り上げられ、アンケートの集計結果も掲載されています。
ちなみに、参加者アンケート集計結果について若干ご紹介すると、「SD-WANに興味がある」と答えた参加者が全体の約7割おり、自由記入のコメントでは、今後SD-WANは確実に普及していくだろうと多くの方が答えている一方、普及していくには顧客メリットや価格・セキュリティ等も課題という声も多くありました。

今後も、こうした座談会や、様々な活動を通じ、SD-WAN全体を盛り上げていきたいと考えています。

SD-WAN座談会の様子

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