技業LOG
NTTPCでは、GPUサーバーなどのAIに関するサービスが顕著に伸びている状況にあり、また世の中的にも企業が業務に取り込み、活用実績が急激に伸びています。
社内で活用している選択型のオンライン講座の研修においても、導入実績のある企業の利用状況が上位3位以内を占めるなどの状況となっています。
そうした中、NTTPCにおいても今後ますますの拡大が見込まれる生成AI市場に対応すべく、全社員向けにツールを導入し、プロンプトエンジニアの育成をはじめ、社内のDX推進をこれまで以上に進めていくこと、オペレーションの自動化を図り、サービス品質の向上に繋げていくこと、新規事業の創出に向けた新たなアプローチなど、様々な面において活用していきながら業務に取り込んでいければと考えています。
また、すでに各組織でバラバラに導入していたツールも比較検討しつつ、全社導入したツールに統一していくなど、効果的な運用を促進しています。
例えば、NTTPCでは幅広いサービス提供を行っていることから、サービス開発においてはそれぞれのAIツールの特長を生かしたものを選定し、より良いサービスをお客さまに提供できるようにしつつ、今回の導入目的である社内のDXを推進していくために活用する場合は統一化を図ることで、共通の情報や共有し合うことで業務の効率化や自動化の推進を加速させていきたいとの方針にしました。
※イメージは下図を参照
また、今後サービスや社内の業務プロセスにおいても生成AIを活用する機会は増えていくことから、主にスタッフ組織においては、知財をどのように整理していくか、利用するにあたっての制限など生成AI活用ガイドラインを策定し、それぞれの機能を果たしていくための環境を整備しました。
もちろん、十分な整備ができたわけではなく、これからも適宜見直しなどは必要となりますので、体制面を強化しつつ、より発展的に利活用できるように継続して取り組みたいたいと考えています。
具体的には、生成AIに限らず、社内のデジタル化×イノベーション創出を目的とした体制を構築・拡大していくことにより、専門知識やスキルを向上させ、全社展開していければ全社員のスキルレベルも向上すると同時に、社内の業務プロセスも改善・改革できると考えています。
上記について簡単にまとめると、①利活用していくための体制強化、②利活用するためのセキュリティなどの整備、③今後サービス提供していくにあたっての知財の取り扱いを行ってきたことを、今後も継続的に実施していく考えです。
ここからは、参考情報になりますが、直近の利用実績(2024/4/1~2024/4/23)を下図のとおりまとめています。
多く利用しているのは、①コードレビュー、②要約、③コード解釈といった利用が多く、社内のエンジニアが特に活用している状況です。
やはり社内の業務プロセスの効率化だけでなく、サービス開発でも活用できるツールとなっていることが分かります。このように最適解を常に見つけながら、社員の皆さんが活用しやすいよう「制限が必要ながら極力制限しない」ことを大事にして取り組んでいければと思います。
今後は、NTT版のLLM「tsuzumi」も商用開始されています。新たな事業創出やビジネス化に向けた連携強化はもちろんのこと、プロンプトエンジニアの育成などに向け新たな施策を実行しながら、全社のスキルアップと更なるDXにより、事業の拡大を目指していきたいです。
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