はじめに
NTTTPCでは、新しいビジネスの柱として"衛星データ"に注目をしており、株式会社スペースシフトさまと連携しながら、新規ビジネスの可能性を探っています。株式会社スペースシフトさまとの共創において、SateLab(サテラボ)という事業共創プログラムに参加しています。
本記事では、2024年11月20日に開催された『第1回SateLab(サテラボ)勉強会・交流会』への参加模様をレポートします!
SateLab(サテラボ)について
SateLab(サテラボ)とは、株式会社スペースシフトさまが運営する、衛星データを活用したビジネス共創プログラムです。現在、NTTPCを含む20社程度が参画しています。
SateLabに参加することで、企業間でのネットワーキングも容易になり、衛星データビジネスの協業・共創に向けた連携ができるなど、重要な場になっています。
先日開催された『第1回SateLab(サテラボ)勉強会・交流会』には、15社から31名もの参加者が集まり、まさに大盛況なイベントでした!
イベントに参加した感想
株式会社スペースシフトCEO金本さまによる講演
金本さまのスピーチでは、まずは人工衛星を宇宙空間に届けるロケット技術の進化が語られました。特に、ロケットの大型化により、今後は1回で1000個の衛星を放出できる可能性が示唆されました。個人的には、地球上を周回している人工衛星の数に衝撃を受けました。是非、次のリンクから確認してみてください!(赤い点が人工衛星です!地球を覆いつくす勢いですよね。)
Starlink Map
※ SpaceX社のサイトへ飛びます
また株式会社スペースシフトさまとして衛星データ解析技術のさらなる向上を進められていること、将来的にはあらゆる衛星データがクラウドに蓄積され、多量化・流動性を実現させることを宣言されており、とても刺激的なお話でした。
NTTPCの取り組み事例紹介
NTTPCからは安達部長、池上社員が登壇し、NTTPCの取り組みを紹介しました。
NTTPCがネットワークなどに加え、GPU、AIにも力を入れていること、さらに衛星データビジネスにおいては、プラットフォーマーとして株式会社スペースシフトさまが解析した衛星データを活用し、エンドユーザーに価値を提供するサービスの開発を目指していることを説明しました。
また具体的な衛星データ活用サービスの検討状況として、衛星データ×VDIクラウドを活用した新規建物検知の可視化について紹介いたしました。
(詳細は「衛星画像による新規建物検知AIを利用したアイディア検討とPoC」をご覧ください)
他にもSateLabへの参画企業さまから事例紹介があり、非常に興味深く学びが多い内容でした。

安達部長と池上社員による取り組み事例紹介
交流会
イベントの最後には、株式会社スペースシフトのみなさまやSateLabへの参加者のみなさまと自由に交流し、情報交換を行う時間が設けられました。様々な業界の方々と名刺交換をし、各社の衛星データの活用状況について意見交換をいたしました。
NTTPCの取り組み事例について興味をもってくださった会社と交流もでき、この時間を通して、新たなビジネスチャンスや共創関係が生まれる可能性が高まったと考えています。
衛星データの活用においては、たくさんの可能性を秘めていると考えています。NTTPCとしても、SateLabで得られた知見やネットワークを生かして、衛星データビジネスの取り組みを加速させて参りたいと思います。
SateLabイベントについては、株式会社スペースシフトさまのブログでも紹介されているので、こちらも是非ご覧ください。
ブログ第 20 回 SateLab 勉強会・交流会を開催いたしました | SPACE SHIFT
NTTPCの衛星データビジネス取り組み状況
衛星データには「ワンショットで広域な地表データ取得が可能」という特長があり、都市計画、エネルギー、防災、農業、物流など幅広い業界での利用が期待されています。
衛星データビジネスは、今後も急速に成長する領域と期待できるため、NTTPCとしてどんなビジネスができるか模索しています。
現在は、エネルギー、防災、ヘルスケアなどの領域に着目し、NTTPC×衛星データによりどんな価値を生み出せるのか、どういうところにニーズがあるのか、アイディア出しとニーズ調査を繰り返しております。
日々試行錯誤している最中ですので、衛星情報の解析データに興味がある方や、NTTPCの取り組み内容を見て興味を持たれた方々のご意見などを頂戴できますと幸いです。
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※「Starlink」はSpace Exploration Technologies Corp.の登録商標です。
技業LOG
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