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SD-WAN

IoT・M2M

IoT、SD-WANにみる日本社会の課題

2018.8.31

中山 幹公

マーケティング・事業開発担当ディレクター
技業LOG運営スタッフ

中山 幹公

皆様、いつもこの「技業LOG」をお読みいただきありがとうございます。
編集長の中山です。今回は番外編としまして、弊社が取り組んでいるIoTやSD-WANに共通する背景として、日本社会の深刻な課題について語っていきたいと思います。

日本社会が急激な人口減少の途上にある事はご存知の方も多いでしょう。日本の人口は、明治以降急速に増加し、2010年を頂点として、ジェットコースターが頂点から落下するかのようにその後急激に減少に転じるのです。2110年頃には、明治維新の時と同じくらいの人口になるとも予測されています。世界の先進国も同様の状況をそのうち迎えると予測されているのですが、日本はこの傾向が真っ先に現れる国である反面、海外からの移民を積極的に受け入れておらず、この人類史上初の深刻な状況にどう立ち向かうのか世界中から注目されているといいます。

皆様の職場でも、新たな求職に対して人が以前のように集まらない等、こうした影響を徐々に感じ始めているのではないでしょうか。この20年で、日本全体の労働人口は約1,000万人減少しているのですが、これは東京23区全体の人口を越える規模であり、そう考えると本当に凄まじい規模の減少です。一方、政府も掲げている「働き方改革」に象徴されるように、企業としては従業員一人一人の労働時間の削減にも同時に取り組まなくてはならない状況なのです。

こうした深刻な状況への対策のひとつが、高齢者の活用です。日本の労働人口のうち、65才以上が占める割合は12.4%で、すでに世界一です。それに伴い、高齢者の労災事故も増えています。2017年では約3万人が事故に会い、そのうち317名もの方が死亡しています。NTTPCが昨年夏から提供している「みまもりがじゅ丸®」は、こうしたリスクにさらされている高齢者を、会社としてみまもるためのサービスとして提供開始しました。
「みまもりがじゅ丸®」サービスページ

また、2011年から提供している有害鳥獣対策罠監視サービスの「みまわり楽太郎」も、鳥獣駆除の猟師さんらが高齢化していて、義務付けられている罠のみまわりが負担だというところから提供開始したものです。
「みまわり楽太郎」サービスページ

こうした社会背景と、おそらくこの夏の猛暑も加わり、おかげさまでここのところお引き合いが急増しています。弊社サービスにより高齢者の方が元気にお仕事できるよう、少しでもお役に立てればと思っています。

“みまもりがじゅ丸®”や“みまわり楽太郎”のケースはわかりやすい話なのですが、これに限らず、IoT全体への大きな期待として、「業務効率と業務品質を同時に向上させて、生産性アップを図りたい」というものがあります。これにも、大きな背景として人口減少があります。例えば、いろんな仕事の現場で、手作業で行っているような計測や記録等を自動化して人手を省力化したい、さらにはそれによりミスも減らして手戻りも防止したい、というニーズです。NTTPCでは、仕込中のものも含めていろいろな現場の業務生産性向上に寄与するIoTサービスを手掛けています。NTTPCはデバイスからネットワーク、プラットフォーム、アプリケーションまで手掛けており、それらをスピーディにPoCで実現し、導入しやすいサービス型で提供することを得意としています。また、IoT分野で協業して頂けるパートナーも幅広く求めています。そのようなニーズがあれば、ぜひお気軽にご相談頂ければと思います。

また、本ブログをお読みの方はITのエンジニアの方が多いと思いますが、もちろんそうした職種のみなさんも日本では例外なく人手不足に陥っています。そのため、開発業務を楽にするツール類やプラットフォームサービス等もたくさん出てきていますよね。インフラ系のエンジニアにおいては、特に近年ではサーバーがクラウド化したことで柔軟性や即時性が格段に向上し、構築や運用の負担がずいぶん減ったと言われています。一方、ネットワーク系のエンジニアの場合はどうでしょうか。ネットワークの開通や設定変更、トラブルシューティング等については、クラウド化でサーバーに起きたような変革の波を受けておらず、従前どおり通信機器の設置している現地でしか各種作業が行えなかったり、開通や設定変更にも長い時間がかかったりしています。そうした課題の解決につながるとして大きな注目をされているのがSD-WANです。SD-WAN技術を導入すると、ネットワークをクラウドのように扱うことができます。すなわち、
現地に行かなくてもダッシュボードから遠隔でネットワークの設定がオンデマンドでできたり、ネットワークの利用状況をダッシュボードで確認できたり、といったことが可能になります。こうしたSD-WAN技術で、ネットワークエンジニアの方も煩わしい作業から解放され、より生産的な業務に集中できるようになると考えます。

NTTPCではこのSD-WAN技術をいち早く取り入れたネットワークサービス「Master'sONE CloudWAN®」をお求めやすい価格で提供中です。
「Master'sONE CloudWAN」サイト

冒頭述べた日本社会の抱える重大な課題の解決策としては、他にはAIやロボット等のさらなる先端技術の活用や、副業等も含む雇用の流動化、さらには移民の積極的受け入れなど、広範に亘る議論や取組が必要です。ですが、NTTPCとしては、こうした社会問題の解決に役立つサービスを、まずはできるところから早期に世の中に提供していく活動をこれからも推進していきたいと考えています。