【技業LOG】
技術者が紹介するNTTPCのテクノロジー

2020.09.09
IoT・M2M

コロナ対策サーマルカメラの新常識
~サーマルチェッククラウドとは~

黒澤 望

UI/UXデザイナー

黒澤 望

なぜ今、サーマルカメラソリューションなのか?

これからのニューノーマルに向けて

コロナウイルスが本格的に猛威を奮い出した4月。
会社には一切出社せず、自宅でのひきこもり生活にも慣れてきたころ、リモートワークにシフトしたチーム定例のアイスブレイク中、当時ニュース番組で特集が組まれていたサーマルカメラについての話題が上がった。
コロナウイルスにかかると症状として37.5℃以上の発熱。そのため、店舗事業者がサーマルカメラを使って人の体表面温度を見える化し、疑いのある人は店内に入れず、事前に感染を防ぐという試みだった。
チームでは以前よりセキュアカメラクラウドという、監視カメラを遠隔で管理するサービスを扱っている。「同じカメラだし、これ行けるんじゃない?」そんな一言から、長い、長い闘いが幕を開けたのだった!?

サーマルカメラとは

そもそもサーマルカメラってなんだ?
調べてみると、単にサーマルカメラと言っても多種多様なサービスがある。
大まかな特長で分類してみると、

  • テレビでよく目にする"大人数を同時に測定する"タイプ
  • 従業員が"直接手に持ち測定する"ハンディタイプ
  • 来場者が顔を近づけると"自動的に測定し入場可否を表示する"自己判定型

の3つのタイプが存在していることがわった。

「多人数向け」「ハンディタイプ」「自己判定型」

NTTPCだからこそ実現できること

利便性とセキュリティを確保

しかし値段、性能共にピンからキリまで溢れている市場に、サーマルカメラを単体で投入しても差別化できない。どうしよう。NTTPCだからこそできる強みとはなんなのか。
それは、我々が「通信事業者である」ということに他ならないのではないか?
まず思いついたのは、

  • 既に取り扱っているセキュアカメラクラウドサービスのクラウド管理機能に自己判定型サーマルカメラを組み合わせること
  • モバイル回線とVPNを使うこと
  • インターネット上に個人情報がさらされることのない環境で「完全な遠隔管理」を実現すること

が挙げられた。

具体的にどんな機能が必要なのか

「完全な遠隔管理」をするには、まずは次の機能が含まれていてしかるべきだ。

  • 入場者の「顔と赤枠による温度超過情報」をリアルタイムで管理者に通知
  • 遠隔地からカメラに搭載されたスピーカー越しに対象者と会話
  • 問題が発生した後から、さかのぼってデータを視覚的に探し出すことが可能

これらのすべてをパッケージ化し設置工事無しで一元提供する。
まさに他のプレイヤーにはない明確な強みになりそうだ。これ、なんだか素敵かも?

現場の課題の洗い出し

仮説を世に問うことの尊さ

さて、開発をするか...いやいやそんなわけにはいかない。誰がターゲットかも本当にニーズがあるのかもわからない。そんな状態で仕様を決めて開発をかけるなんて...とてもじゃないが怖くてできない。まずは導入者目線に立つためにヒアリングだ。

対象は自社の総務。コロナで困っていること、対策の現状。出てきたのは、

  • 出社前には体温計測 体調不良かつ熱が37.5度の場合は出社禁止
  • 社内外の打ち合わせは基本リモートで実施
  • 必要最低限の出社にとどめる

やりたいことは「社員の意識づけをして行動を変え、定着させること」「コロナに感染しない・させない」の徹底。
そりゃそうだ。でも、あれ...?今日体温測ってたっけな...
兎にも角にも、総務担当としては稼働と手間をかけずに感染リスクを減らしたい。それができるのであればお金を払うらしい。

なるほど、つまりは社員の意識づけを、ポンづけし、自動通知してくれて、遠隔管理できるものがあればいいわけだ。このコンセプトをパンフレットにおこしてメールマガジンを配信して反応があるか見てみよう。
お手製だけど、急がないといけないし...まあ悪くは...ないのか?

見た目も重要

適材適所のデザインも重要なポイントに

あるとき、メルマガを見て問い合わせてくれた企業があった。
代理店からの問い合わせは多数あるが、ユーザーのニーズを掘り起こすという意味では直接来たユーザー企業からの問い合わせは非常にありがたい。仮説が間違っていなかったとチーム一同手放しで喜んだ。
早速、同時進行で技術方のメンバーが作っていたサーマルチェッククラウドのプロトタイプでヒアリングを実施したところ、遠隔管理ができるという機能はドンピシャ!だそうだ。ただし、「機能は」だ。
何がいけないかというと、どうやら外観のデザインが良くないらしい。現場に設置する分には全く問題ないが、オフィスに置くとなると...
個人的には某S Fアニメに出てくるロボットのような外見で、愛嬌があっていいじゃないかと思いっていたが、余りにも無骨すぎたらしい。確かに社内では、「デザインが...」という話が挙がっていたが、先方の社長にもそう言われたのなら、「確かにそうなのだ」と納得せざるを得ない。
要は人にもサービスにも適材適所があるように、デザインにも適材適所がある。今回は非常にわかりやすく、現場向けはOKで、オフィス向けにはNGだった。サービスの仮説検証を行なったように、プロダクトデザインも同様に仮説検証を行い、TPOに合わせた「これなら問題ない」と思えるものを作っていくことが重要なのだ。(あたりまえだけど)

俺たちの闘いはこれからだ!

世の中の「困った」を解決するソリューションに

2020年7月20日から正式にソリューションの販売を開始した。
現在は「オフィス向けのデザインとは何か」、という課題を解決するためにデザインのラフイメージを製作し、チームで「良さそうだね」となった案をユーザーに当ててみる、という活動を高速で行っている。MOC製作を素早く行なってくれるパートナーと相談・協力しながら、ヒィヒィ言いつつも、良いものをなるべく早くユーザーに届けられるように日々努力中だ。

我々の仕事は、市場が、世の人々が困っていること・欲しいというものをひたすら考えて仮説を立て、「これじゃないか?」と提示する。つまり、ひたすら世に問い続けることでユーザーが喜んでくれるサービスを作り続けることであって、これが欲しかったのだと、喜んで買ってもらうことだと思う。

「みんなが幸せになる」ということが、「モノが売れる」ということだと思うから、「売れるモノ」を作って世に出したい。そういう思想を原動力にして、これからもこの活動を続けていきたい。

NTTPCのサーマルカメラソリューションの特長

- 電源を入れるだけ。設置工事不要の簡単取り付け!

ネットワークカメラで複数拠点の遠隔監視を実現。
映像のクラウド保存で、もしもの時に状況を把握

- 体温超過で自動メール通知!

画像つきのメールで、リスクに素早く気づき、迅速な対応が可能に

- サーマルチェックで、入室可否を可視化!

カメラと連動し、入室者を自動で記録

- 全ての拠点をパソコン1台で遠隔管理

扱いに配慮が必要な映像も、VPN接続で安心。ロビーなど多人数を同時に測定

【実機】M15d-Thermal_featured プロトタイプ(多人数用)

サービス概略

- 「AIサーマルクラウドソリューション」

多人数を同時にチェック。サーマルカメラ、ルーター、通史用SIMのパッケージ

- 「サーマルチェッククラウドソリューション」

ひとりずつ確実に測定。電源をさすだけのボックス型パッケージ

【実機】サーマルチェック(ひとりずつ)

このコラムを最後までお読みくださり、ありがとうございます。
多少なりともソリューションなり、会社なりに興味を持ってくだされば幸いです。
お問い合わせをお待ちしております。

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