【RAID】
- ディスクアレイ
- レイド
RAID(レイド)は、コンピュータの効率や信頼性を上げるために複数のハードディスクを連携させて使う技術。あるいは、そのような装置。
このような機能に対応した機器(現実的には大型ハードディスク)のことを、ディスクアレイと呼ぶこともある。
RAIDが、個人用のパソコンで使われることは少ない。主に、コンピュータ・ネットワーク(LAN)で情報を蓄積しておくサーバーなどで使われている。ただし最近は、RAIDカードと呼ばれる拡張ボードが市販されている。これを自作パソコンに組み込んでサーバーに使うといったことも可能だ。
RAIDには、大きく分けて3つの方式がある。まず、データを分割して複数のハードディスクに記録するもの(RAID 0)。こうすると、1台のハードディスクに保存するよりデータの読み書きが速くなる。
次に、2台のハードディスクに同じデータを同時に保存するもの(RAID 1)。こうすると、1台が故障してもデータを失わずにすむ。つまり安全性が高い。これを、ミラーリングともいう。
もうひとつは、保存したデータに誤りがないか確認するためのデータを記録する方式。確認データを記録する専用のハードディスクを使う方法(RAID 3)と、各ハードディスクの中に確認データを記録する方法(RAID 5)がある。
用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修