防犯システムのモバイルネットワークに採用!
サブスクリプション化でビジネスの拡大を図る

アツミ電氣株式会社さま

  • #業務効率化
  • #モバイルM2M
  • #IoT

Webから手軽にSIM発注でき短納期で発送されるため、
お客さまへの速やかな納品が可能になりました。

アツミ電氣株式会社さま
  • 効果
    サービスの低価格提供の実現 | 発注・請求処理の効率化
  • 導入サービス
    InfoSphere®モバイル スタンダードタイプ

課題と成果

お客さまの課題
  • 従来まで顧客はMVNO事業者との契約が別途必要
  • 月額料金のさらなる抑制
  • 発注手続きや請求処理手続きの効率化
成果
  • SIM再販によりサブスクリプションとして一括提供
  • 業界最安クラスのプランを選択し利幅を拡大
  • カスタマーコンソールで事務処理を効率化

防犯システムを提供するアツミ電氣株式会社は、遠隔監視システム関連機器のモバイルボックス「MB20B-LTE」にNTTPCのモバイルM2M「InfoSphere®モバイル スタンダードタイプ」 を採用した。顧客である警備会社に向けて、機器にSIMを組み合わせたサブスクリプション的な形態での提供も開始し、ビジネスの拡大を目指す。

導入の背景

防犯システムと監視センターとをモバイル網で結ぶ

警備会社向けを中心に、防犯用の機器やシステムを広く提供しているアツミ電氣株式会社。

自社開発だけではなくサードパーティ製機器を扱うことも多く、「お客さまである警備会社から、アツミ電氣に相談すれば必要な機器やシステムは何でも揃う、と言っていただけるような存在です」と、同社営業推進部 金塚光広氏は説明する。

警備会社に納品された同社のシステムは、警備対象のオフィス、ビル、工場、倉庫などに設置され、インターネットを介して警備会社の監視センターで集中的に管理される。

ただし、設置先の事情によりインターネットの固定回線が使用できない場合もある。そういった条件のときに用いられるのが、モバイル網を利用してデータ通信を行うアツミ電氣の「モバイルボックス」だ。2014年8月から3G対応品を、2019年8月からLTE対応品を、それぞれ提供してきた。

導入の経緯

月額料金が安く新規発注も簡単なNTTPCのモバイルM2Mを選択

アツミ電氣では、2019年12月発売のモバイルボックス「MB20B-LTE」(図)のSIMに、NTTPCのモバイルM2Mを採用した。

従来、同社の顧客である警備会社は、アツミ電氣とは別に、モバイルボックス搭載SIMを提供する通信キャリアとも個別に契約を結ぶ必要があり、月々の費用も個別に支払わなければいけないことから、事務処理の負担が大きかったという。

「お客さまである警備会社の負担を軽減するため、回線契約や月々料金の支払いを当社が窓口となって一括で提供することにしました。防犯システムのいわばサブスクリプション化、あるいはストックビジネス化とも言える取り組みです」と金塚氏は説明する。

「この新たなビジネス形態を始めるにあたって、月額料金が安く、NTTグループとしてのブランド力や信用力があり、なおかつ、SIMの再販をサポートしてくれることなどを評価し、NTTPCのモバイルM2Mを選択しました」(同氏)

もうひとつの採用理由として、金塚氏は、NTTPCが提供する「カスタマーコンソール」の存在を挙げている。「モバイルボックスは年間でおよそ600システムの出荷が見込まれます。お客さまである警備会社からご発注を受けたときに、NTTPCに対してインターネット上にあるカスタマーコンソールからSIMを手軽に発注できるだけではなく、正午までの発注であれば即日発送してもらえるため、お客さまへの速やかな納品が可能になると考えました」

カスタマーコンソール:SIM発注画面

なおモバイルボックス「MB20B-LTE」でやりとりされる情報は、警戒モードのオンまたはオフ、警報や異常情報の通知、定時通報(稼働監視)などのコマンドやステータスが主体である。一ヶ月のトラフィック量はさほど多くなく、月間通信量超過後の速度制限下でも問題ないことから、モバイルM2Mのプランのうちもっとも安価な「ライトプラン」(30MB/月超えで速度制限)を選択している*1

*1 プラン名称、月間通信量、制限の有無などは2021年5月現在です。予告なく変更することがあります。

図. アツミ電氣のモバイルボックス「MB20B-LTE」の外観と主な仕様

導入の効果

ストックビジネスを拡大し収益の向上と安定化を狙う

アツミ電氣では、モバイルボックス「MB20B-LTE」の特長として、「月額通信コストを低減」、「通信回線持込時の申込みから敷設までの短日数化が可能」、「回線契約も弊社経由で開始が可能」などを掲げている。いずれも従来のモバイルボックスにはなかった特長だ。

NTTPCのモバイルM2Mの、安価な月額料金、カスタマーコンソールを介したスムーズなSIM発注と短納期、および、顧客に対する契約と支払いの一括化によって実現された価値といえる。

なお、NTTPCでは、同社の取り組みを支援するために、SIMの再販に必要となる届出電気通信事業者の諸手続きや、同社が顧客に提示する約款の作成などを支援した。

アツミ電氣では次のステップとして、受発注処理、課金処理、請求処理、入金管理、顧客管理などを一括で行うNTTPCのビジネスプロセス支援サービス「BPaaS」の導入を検討中だ。「現在は、カスタマーコンソールの『SIMグループ機能』を利用してお客さま毎にSIMを分類し、そのデータをCSVで出力して、社内システムで請求書発行や入金の消し込みを行っています。今後サブスクリプションサービスの拡充をしていくために、請求処理の効率化が図れるNTTPCのBPaaSについて評価を行っていく予定です」と金塚氏は説明する。

さらに、モバイル網を利用した監視映像の送出ニーズも増えているため、NTTPCのモバイルM2Mの上り大容量プランも検討していきたい考えだ。

会社概要

アツミ電氣は1949年創業の株式会社渥美製作所を前身に1974年に設立された。防犯用システム、サーベイランスカメラ、各種センサー、出入り管理機器、通報装置、遠隔監視システム、駐車場システムなどの開発、販売、工事、保守サービスを提供している。

  • 会社名
    アツミ電氣株式会社
  • 本社
    静岡県浜松市北区新都田4-2-2
  • 従業員数
    100名
  • URL

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