【GSM】
GSM は、Global System for Mobile Communications の略で、第2世代携帯電話(2Gケータイ)の規格のひとつ。
この規格は元々、ヨーロッパで携帯電話の通信方式を統一するために開発されたもの。それが今では、世界の携帯電話の80%以上が GSM 方式といわれるほど広まっている。
GSM 規格は当初、900MHz帯の周波数からスタートし、その後、1800MHz帯、1900MGHz帯、950MHz帯などの周波数にも広がってきた。そして今は、複数の周波数帯に対応した端末(携帯電話機)が普及している。
GSM 規格が世界的に普及した背景には、携帯電話の規格統一という目的があった。その結果、たとえば SIMカードを差し替えることで国境を越えて同一番号による通話サービスを受けることも可能になっている。
ただし日本では、GSM方式のサービスは提供されていない。しかし、日本で販売されている端末の中にも一部、GSM の周波数に対応していて、そのまま海外で国際ローミングが可能な機種がある。
用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修