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【Dolby】

  • ドルビー
  • ドルビーアトモス
  • ドルビーサラウンド
  • ドルビーデジタル

 ドルビー(Dolby)は、映画を始めとする AV(オーディオ・ビジュアル)コンテンツの音質や臨場感を高める技術を指す言葉として使われることが多い。正確には、ドルビーラボラトリーズ社が開発したり提供したりしている音響技術で、ドルビーは創業者の名前。

 当初は、音声テープに含まれるシャーというノイズ(雑音)を軽減する技術からスタートした。この技術が普及したため、今もドルビーは高音質の代名詞として認識されている。

 次に、4チャンネルスピーカーを使ったドルビーサラウンドという技術が開発された。映画館で、周囲をとりまくような臨場感のある音響再生が可能となった。また、家庭用にも 4チャンネル技術が広まった。

 その後、さらにドルビーデジタルが登場。音声データをデジタル方式で圧縮して、DVD などに収まるようにした。また、個々のスピーカーから出る音を個別にコントロールして、より臨場感の高い音響効果を得ることができるようになった。

 ドルビーデジタルでは、5,1ch にも対応した。これは、まず前後左右に 4つのスピーカーを配置、加えて前方に音声再生用のスピーカーと重低音用のスピーカーを置いたもの。

 そして、5.1ch に加えて天井にもスピーカーを配置することで、上下の臨場感まで再現できるようにしたのがドルビーアトモス。たとえば、5.1ch では難しかった上空をヘリコプターが飛び回るような状況を正確に再現できるようになった。

 ドルビーラボラトリー自体は、基本的に業務用システムしか扱っていない。しかし、DVD やブルーレイディスク、パソコンやその OS(基本ソフト)、ゲーム機、スマートフォンなどのモバイル機器まで含めて、さまざまなドルビー規格の策定に関わっている。

 現在も、業務用でも家庭用でも、多様な機器の高音質化技術としてドルビーの規格が広く使われている。

 なお、同じような高音質化技術として dts がある。これは、Digital Theater System の略で、ドルビーデジタルよりデジタル化する際の圧縮率が低い。そのため、ドルビーより高音質とされている。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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