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【エムエス・ドス】
- DOS
- MS-DOS
- PC-DOS
- ドス
ウィンドウズが普及する前に、広く使われていたパソコン用の基本ソフト。
最も普及していたのが、マイクロソフト社の MS-DOS 。PC-DOS は、アメリカの IBM が作っていたもの。これらをまとめて、一般に DOS(ドス)と呼んでいた。ちなみに日本では、日本アイ・ビー・エムが DOS/V という基本ソフトを出していた。
DOS の画面は、今と違って真っ黒だった。そしてキーボードから、DOSコマンドと呼ばれる英単語や略語を打ち込んでパソコンを操作していた。これを、CUI という。そのため、今よりパソコン操作を覚えるのが大変だった。しかし慣れてしまうと、それなりに使いやすい面もあった。
今でも、ごく一部に MS-DOS版の機能が使われていることがある。ウィンドウズに「MS-DOSプロンプト」や「コマンドプロンプト」といった機能があるのは、こうした MS-DOS 対応のプログラムを動かすため。
また、ウィンドウズには今でも DOS から引き継いだ機能が残っている。たとえばファイル名の後ろに付いている拡張子がそうだ。「ファイル名を指定して実行」するとき「¥」で区切ってファイルを指定するのも、DOS から引き継いでいる操作法だ。
用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修