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【ウィンドウズCE】
- Windows CE
かつて、マイクロソフト社が開発した基本ソフトの名前。ウィンドウズには多くの種類がある。CE以外のウィンドウズに関しては、ウィンドウズのページから参照してほしい。
ウィンドウズCEは、ほかのウィンドウズと違ってパソコン用の基本ソフトではなかった。主に、パソコンより小さなハンドヘルドPC の基本ソフトとして使われてきた。英語版は 1996年末、日本語版は 1997年の夏に最初のバージョン(1.0)が登場した。
その後、ウィンドウズCE を元に開発されたポケットPC が主流になった時期もある。現在は、ウィンドウズモバイルへと進化して、多機能な携帯電話機(スマートフォン)の基本ソフトとして生き残っている。
ウィンドウズCE が組み込まれた機器(ハンドヘルドPC やポケットPC)では、ウィンドウズCE用のソフトしか使えない。しかし、簡易版のワード(ワープロソフト)やエクセル(表計算ソフト)、インターネット・エクスプローラなどが標準で装備されている。また、数は少ないもののハンドヘルドPC用の市販ソフトもあった。ウィンドウズパソコンとのデータ交換も考慮されている。
ウィンドウズCE は本来、特定の機器のための基本ソフトではなく、パソコンより性能の低い機器に組み込んで使うための組み込みOS という位置づけだった。ハンドヘルドPC やポケットPC は、ひとつの使用例にすぎない。構想としては、テレビやカーナビといった機器でもウィンドウズCE を元にした基本ソフトを使うことが見込まれていた。
用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修