導入事例

離れた拠点に構築したレプリケーションサーバーを
自由度の高いSD-WAN回線で接続。
~北海道胆振東部地震での長期停電を機にBCPを実現~

株式会社パブレさま

ネットワーク構築業務効率化

Master'sONE CloudWAN®は、専用ルーター機器を
接続するだけで設定が自動にダウンロードされ、
すぐに使えることに驚きました。

株式会社パブレさま

効果 事業継続(BCP対策)
導入サービス Master'sONE CloudWAN®

課題と成果

課題
  • 札幌本社のサーバーシステムが障害や停電で停止すると、全国各拠点の業務が中断
  • 各拠点では人員の増加に伴い、ネットワーク回線の細さが課題に
成果
  • 道外拠点のレプリケーションサーバーとを帯域保証の閉域ネットワークで接続し、BCPを実現
  • 各拠点の回線速度の向上により業務ストレスを解消
  • トラフィックの可視化により運用効率を向上

保険の代理店業務を担う株式会社パブレさまは、2018年9月6日に発生した北海道胆振東部地震での全道停電を機に、災害時でも事業継続が可能なIT環境を構築されました。
レプリケーションサーバーを設置した道外拠点を含む全国28拠点と札幌本社との接続に、自由度の高いNTTPCの「Master'sONE CloudWAN®」を採用しています。

背景と課題

災害時に発生した、予期せぬ長期大規模停電を機に
ITシステムの刷新を決断

株式会社パブレ 総務部 部長 山村 信一 氏
株式会社パブレ
総務部 部長
山村 信一 氏
パブレさまではITシステム刷新の一環でNTTPCの「Master'sONE CloudWAN®」を導入されたと聞きました。どのような経緯で始まったのでしょうか。
山村氏
株式会社パブレは、札幌本社のほか全国に28拠点の支社および営業所を置いて、生命保険や損害保険の代理店事業を展開しています。ITシステムを刷新するきっかけになったのは、2018年9月6日に発生した北海道胆振東部地震でした。北海道のほぼ全域がおよそ二日間にわたって大規模停電(ブラックアウト)し、顧客情報などを格納してある本社サーバーもダウンしてしまい、全国各拠点での業務が滞ってしまったのです。そこで、災害などが起きても事業を継続できるように、IT系を見直そうと考えたのがきっかけです。
村上氏
北海道オフィス・マシン株式会社(以下、北海道オフィス・マシン)は、札幌を中心に、OA機器の販売やメンテナンスのほかITシステムの構築などのサービスを提供しており、パブレさまのITシステムも担当しています。山村さまから説明がありましたように、北海道胆振東部地震に伴う長期大規模停電(ブラックアウト)でサーバーとネットワークが停止してしまったということで、全国のどの拠点からでも、いつでも使えるシステムを構築したいとのご要望を頂戴したところからスタートしています。
山村氏
今回の停電の問題以外に、各拠点では人員が増えてきた一方で回線は従来のままでしたので、ときには本社サーバーへのアクセスが遅いという問題が出始めていました。
さらに、クライアントパソコンで利用しているWindows 7のサポートの終了が2020年1月14日に迫っていて、Windows 10への入れ替えも進めなければならない状況でしたので、これを機にあわせて対応してしまおうということで、新システムの提案と構築を北海道オフィス・マシン社に依頼しました。
賀集氏
パブレさまのファイルサーバーやアプリケーションサーバーはWindows Server 2008で構築されていて、Windows 7と同じく2020年1月14日でサポートが終了してしまうことが想定されていましたから、サーバーについても入れ替えが必要であろうと判断しました。今回は、かなり大規模な刷新として提案差し上げることにしました。
北海道オフィス・マシン株式会社 BS第一営業部 部長 村上 泰夫 氏
北海道オフィス・マシン株式会社
BS第一営業部 部長
村上 泰夫 氏
北海道オフィス・マシン株式会社 ITサービス部 次長 賀集(かしゅう) 英治 氏
北海道オフィス・マシン株式会社
ITサービス部 次長
賀集(かしゅう) 英治 氏

解決とその効果

効率を上げるため、自由度の高いSD-WAN方式の
Master'sONE CloudWAN®を選定

具体的にはどのような構成を検討したのでしょうか。
賀集氏
パブレさまでは、データセキュリティの観点からオンプレミスでサーバーを運用されています。そこで、道外の拠点に待機系を設け、常にデータ・レプリケーションを行って、なんらかの障害が発生したときに即座に切り替えられるシステムが望ましいと考えました。複数拠点にサーバーを置けば、DNSサーバーやActive Directoryサーバーも分散できます。
ただし、常時レプリケーションを行うにはメインサーバーと待機サーバーとの間で十分な帯域が必要です。また、山村さまが指摘されたように、従来は拠点によっては回線が細く作業効率が悪くなるという課題がありました。そこで回線全体の見直しをご提案しました。
村上氏
回線に関しては、以前からお付き合いのあるNTTコムマーケティング社がいろいろな知見を持っていると考え、どういったサービスを使って、どう運用すれば、もっともパブレさまのニーズに適合するかを相談しながら、構成案を決めていきました。
回線に、物理的な回線(アンダーレイ)に依存せずに仮想的なWAN(オーバーレイ)を実現できる、NTTPCの「Master'sONE CloudWAN®」を選定した理由を教えてください。
賀集氏
NTTPCのSD-WANの「Master'sONE CloudWAN®」は、自由度が高く、パブレさまのニーズに合致すると考えて選定しました。
具体的には、Master'sONE CloudWAN®セキュアパッケージで構築した低遅延の閉域ネットワークがパブレさまの拠点間通信やレプリケーションに最適と考えました。また、インターネットへのアクセスも可能であり、しかも閉域ネットワークのトラフィックをインターネットにオフロードできる点も評価しました。さらに、コントロールパネルを通じてトラフィックの見える化が可能なことも決め手のひとつになりました。
山村氏
これまでは複数の回線サービスを利用していて、それらをつなぐところで時間や費用がかかっていましたので、回線を一本化したいという考えはありました。技術的なところは北海道オフィス・マシン社、NTTコムマーケティング社、NTTPC に検討してもらい、当社にとって十分なメリットがあると評価して、Master'sONE CloudWAN®を選定しました。

全国の拠点をMaster'sONE CloudWAN®で接続

新しいシステムはどのように運用しているのでしょうか?
山村氏
2018年9月に北海道胆振東部地震が起きた直後からシステムの刷新を検討し、社内決裁を経て、Windows 10ベースのパソコンの入れ替えも含む作業を2019年5月から進め、10月に完了しました。既存のパソコンの棚卸しと入れ替えに相応の手間がかかった以外は、北海道オフィス・マシン社、NTTコムマーケティング社、NTTPCの尽力もあり、順調に進んだと考えています。なお、サーバーの更新と回線の切り替えは、業務の中断を避けるために、既存システムとの並行運用を行いました。
賀集氏
Master'sONE CloudWAN®については、札幌本社と待機系サーバーを持つ遠隔拠点とは50Mbpsの帯域保証で接続し、他の拠点はベストエフォートで運用しています。また、社外のウェブアプリケーションなどにアクセスするためにインターネット接続も用意してあり、閉域ネットワークが万が一アクセスできなくなった場合にはインターネットに迂回する設定です。
ちなみに、2019年5月にサーバーの構築と回線の切り替えを実施したのですが、「ゼロ・コンフィグ」をコンセプトとするMaster'sONE CloudWAN®は、専用のルーター機器を接続するだけで設定が自動的にダウンロードされ、すぐに使えることに驚きました。
新しいITシステムやMaster'sONE CloudWAN®の使い勝手はいかがでしょうか?
山村氏
デスクトップパソコンがWindows 7からWindows 10に替わりましたので、使い方についての問い合わせはありましたが、サーバーについては切り替え時の負荷なくスムーズな移行ができましたし、すべての拠点においてファイルアクセスなどの速度が速くなったという印象です。
なおMaster'sONE CloudWAN®については、現在までとくに問題もなく安定して利用できています。
賀集氏
ある拠点のスタッフの方から、新しいパソコンの動きが遅いので調べて欲しい旨の問い合わせがありました。Master'sONE CloudWAN®のコントロールパネルで確認したところ、Windows Updateのダウンロードトラフィックが増加していることが分かり、アップデート処理によってパソコンが一時的に重くなっているだけと判断し、迅速に対応することができました。従来はこの類の問い合わせがあると、通信会社のヘルプデスクに都度問い合わせをするなど切り分けに時間を要しておりましたので、Master'sONE CloudWAN®でのネットワークトラフィックの見える化機能はとても便利だと感じています。(図)
図: Master'sONE CloudWAN®のトラフィックレポートのイメージ
図: Master'sONE CloudWAN®のトラフィックレポートのイメージ

今後の展開

災害にも強いITシステムを基盤に、管理体制の強化を目指す

今後の展望を聞かせてください。
村上氏
AIや5Gといった新しいテクノロジーも続々と登場していますので、最新情報をお持ちのNTTPCやNTTコムマーケティング社とも連絡を密にしながら、パブレさまの業務に活用できるソリューションを今後とも提案していきたいと考えています。
山村氏
サーバーの入れ替えと冗長化、回線の速度向上、クライアントパソコンの入れ替えなど、当社にとってはかなり大掛かりなIT投資になりましたが、将来の成長を支えるIT環境が実現されたと考えています。幸いにもシステム刷新後は停電は起きていませんが、大型台風などの自然災害も増えていますので、Master'sONE CloudWAN®で接続される冗長構成は当社にとって今後とても重要になってくるでしょう。
生命保険や損害保険の販売では、補償の内容をお客さまが正しくご理解し、納得の上で契約していただく必要があります。そのため、お客さまに最良のサービスを提供できるよう、営業支援に関わる部分や管理面をシステムなどで強化し、お客さま本位の業務運営に取組んでおります。今後も北海道オフィス・マシン社、NTTコムマーケティング社、NTTPCからの提案に期待しています。
左から株式会社パブレ 総務部の皆さま、山村さま、北海道オフィス・マシン社さま
左から株式会社パブレ 総務部の皆さま、山村さま、北海道オフィス・マシン社さま

会社概要

株式会社パブレ

1990年4月設立。会社設立から北海道・札幌に本社を置き、生命保険・損害保険の保険商品を取り扱う保険代理店事業として全国8支社20営業所を展開。20社以上の保険会社商品を扱い、お客さま一人ひとりにふさわしい保障(補償)・保険商品の提案やライフプランに基づいたお金に関する相談対応も行っている。

会社名 株式会社パブレ
事業内容
  1. 生命保険の募集代理店業務
  2. 損害保険代理店業務
  3. コールセンター業務
URL http://www.pabure.co.jp/
本社 北海道札幌市中央区大通西3丁目4 明治安田生命札幌大通ビル

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