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このたび2025年7月18日より、GPUプライベートクラウド™において、新たにコンテナ型データセンターの提供を開始いたします。
これにより、従来の建屋型データセンターに加えて、コンテナ型データセンターを選択いただけるようになりました。お客さまへより「短納期」でGPUリソースを提供してまいります。
GPUサーバー運用の課題とコンテナ型データセンター導入の効果
近年、生成AIの普及に伴い、AI処理に不可欠なGPUの需要が爆発的に増加しています。特に大量のGPUを安定稼働させるには、十分な電力供給や冷却環境が必要です。IDCの調査によると、データセンターへの投資規模は2024年の約430億円から2028年には1兆円を超える見通しです。※1
一方で、2025年現在、対応可能なデータセンターリソースが限定的であることが課題となっています。従来の建屋型データセンターは建設に3年程度を要し、利用企業は導入スケジュールをその完成時期に合わせる必要があります。
この課題に対応するため、昨今注目されているのがコンテナ型データセンターです。輸送コンテナ内にサーバーやストレージなどの機器を収容することで、「短納期」「低コスト」でのご利用が可能となります。
NTTPCはコンテナ型データセンターの提供に豊富な実績を持つ株式会社ゲットワークスと協業し、NTTPCの高品質なハードウェアエンジニアリング技術と組み合わせることで、短納期でのGPUリソース提供を実現いたしました。これにより、迅速なAIプラットフォーム構築が必要なお客さまや、大規模なAI学習処理を必要とするお客さまに、より幅広いソリューションを提供してまいります。
導入のご相談については、GPUプライベートクラウド™ページをご確認ください。
現在および今後の取り組みについて
現在、NTTPCは株式会社ゲットワークス(本社:東京都千代田区神保町、代表取締役社長:中澤 秀則)、株式会社フィックスターズ(本社:東京都港区芝浦、代表取締役:三木 聡)と共同で、将来主流となる水冷GPUサーバーの本稼働環境構築に向けた検証に取り組んでおります。
関連リンク
・フィックスターズ、ゲットワークス、NTTPCと共同で⽔冷GPUサーバの本稼働環境の整備を開始
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3687/tdnet/2603072/00.pdf
※1:IDC Japan「国内データセンター市場動向調査」(2024年)
詳細:https://my.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prJPJ53297625