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新しいものも取り入れて
お客さまに適正な価値を
提供していきたい

ネットワークを“当たり前”のようにつなぐ縁の下の力持ち

中島 太郎

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NTTPCコミュニケーションズを代表するインターネットプロバイダサービス『InfoSphere®』。ネット黎明期だった1995年にインターネット接続サービスとして提供を開始して以来、お客さまに安定したネットワークを届ける重要な役割を担っています。“つながることが当たり前”のサービスはどのように運用されているのか。同社で『InfoSphere®』の開発・構築・運用を行なう中島 太郎がお伝えします。

ネットワークを“当たり前”のようにつなぐ縁の下の力持ち 中島 太郎

今どきのネットワークサービスに求められるもの

ネットワークの開発・運営に携り、今、求められているのはどういう要素だと考えていますか?

私は1999年に入社して以来、同じミッションを行なう部署に所属しています。ネットワーク接続サービス『InfoSphere®』の設備の開発・構築・運用を主に担当していますが、部署内の他のプロジェクトにも参加します。ネットワークの“よろづや”という感じですかね。

ネットワークサービスは、何も起こらないことが求められる守りが大事な業務です。開発・運営の上では、ネットワーク機器選定が極めて重要な仕事ということになります。

システムに使用するネットワーク機器には、通常通りに動き続けることが求められるため、品質が重要になります。もちろん、お金をかければ品質の良いものを採用できますが、費用がかさんでしまってはお客さまにご迷惑がかかってしまいます。そのため安くて良いものを選定して、いかにコストと質のバランスを保ちながら開発をしていくかが、求められるスキルかもしれません。

効率化が求められる現代においては、エンドユーザーにとっての使いやすさはもちろんですが、それだけでは不十分だと考えます。さまざまな、ネットワークトラブルに対応する多忙なエンジニアにも「扱いやすい」と感じてもらえる、ネットワーク機器を選定することが重要ではないでしょうか。

水や電気と同じインフラを
提供している緊張感

長年、ネットワークの運営・保守に携った中で、近年感じた変化はありますか?

近年、ネットワークのあり方に変化が起きているように思います。現代のネットワークは、多くの人にとって“つながって当たり前”のものになっています。つまり、水や電気と同じようにインフラの1つになっている、ということです。少しでも回線が切れるようなトラブルがあれば、大きな社会問題につながってしまいます。回線速度が遅かった20年前に比べ、かなりシビアな状況になっているのを感じますね。そのため、お客さまにはサービスを通して、生活の一部としてのネットワークの価値を提供していきたいと考えています。

ネットワークのメンテナンス中やネットワーク機器をオペレーションしている最中に「今、これが止まったらどうなるんだろう......」という不安がよぎることがあります。もちろん、実際に運用をはじめる前に疑似環境で起動のリハーサルをして問題がないと判断されてから実装しますが、リハーサルと本番は違うものなので、やはり緊張感がありますよね。

技術的な観点での変化はありますか?

人々の“つながって当たり前”を実現するために既存の仕組みを保守・運営することも大事ですが、私は新たな技術を仕組みに取り入れることにモチベーションを感じています。ネットワーク業界でも、技術や機器はどんどん進化しています。「新しい技術をうまく組み合わせて次のネットワークを作り出せないか?」とあれこれ思索しながら開発を検討するのはとても楽しいですね。

一方で、新たな技術や機器を導入する場合は、事前にあらゆるトラブルを想定する必要があります。そのときには、長年同じミッションに関わって得た経験則が役に立つこともあります。

お客さまに高品質なサービスを提案するためにも、新しいものにアンテナを張る必要があると思っています。その具現化として近々、NTTPCが提供しているインターネットサービス『InfoSphere®』とVPN基盤『Master'sONE®』に新しい制御技術を導入する予定です。既存のネットワークサービスにもあまり起用されていない、珍しい技術なので、他社との差別化を図ることができると思います。しかし、新たな技術を使うとなると、しっかりと実証実験を行なって実装しなければならないので、今回の導入にも2年近くの期間を要しました。

時には、導入に向けてプロジェクトが進んでいたにも関わらず、機器や技術のバグがメーカー側で回収されず、頓挫してしまうこともあります。採用が決まっても検証に検証を重ね、安定性を確保した上で導入に至る......という、とても根気のいる業務です。

新技術の導入にはさまざまな工程を踏みますが、NTTPCが新技術や機器の使用に消極的な企業というわけではありません。ネットワーク機器の代理店業務に力を入れていた時代には、新しい機器を見つけては商用のネットワークサービスに導入し、実績を作った上でお客様に提案をしていました。目新しいものにチャレンジする土壌が会社にあるので、その点は私を含めてスタッフのモチベーションにつながっていますね。

ネットワークを“当たり前”のようにつなぐ縁の下の力持ち 中島 太郎

若い世代をサポートしていく
存在になりたい

今後、取り組んでみたい領域があれば教えてください。

今、特に興味を持っているのは“自動化技術”です。以前から、メンテナンスの工程は自動化できると感じていたのですが、なかなか機会をつかめずにいました。しかし、近年の時流はもちろん、NTTPC全体の意向も自動化に前向きな今こそ、システムの自動化を進めるチャンスととらえています。もちろん、ゼロから自動化のシステムを作るのは大変ですが、やりがいはありますね。

また、長年ネットワークの開発・構築・運用に従事してきたからこそ、知見を次の世代に引き継いでいくために若い世代のサポートにも力を入れたいと思っています。これからは若いスタッフが主力になっていくことが、サービスや企業の成長にもつながるはずです。

ネットワークのサービス開発・構築・運用と同様に、こうした活動を通じて“縁の下の力持ち”と言われるような仕事をしていきたいと考えています。

詳細プロフィール

中島 太郎(なかしま たろう)

中島 太郎(なかしま たろう)

経歴:1999年にNTTPCコミュニケーションズ入社。同社を代表するインターネットプロバイダサービス『InfoSphere®』の開発・構築・運用に長年従事。その豊富な知見をもとに新たな機器や技術の導入にも積極的に取り組む。サービスが“当たり前”のように稼働し続けられるよう“縁の下の力持ち”として活躍中。

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