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【料金相場】VPN構築会社の7つの選定ポイントと導入の注意点

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VPN構築会社の選び方を料金相場とあわせて解説。回線事業者とSIerの違い、導入ステップや注意点、VPN構築会社を選ぶうえで失敗しない7つのポイントを紹介します。

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目次

VPNの構築を依頼できる会社は主に2種類

失敗のないVPN環境構築の第一歩は、自社の目的に合った会社を選択することです。
VPNの構築を依頼できる会社には、主に「回線事業者/通信キャリア」と「ITサービスベンダー/SIer」の2種類があります。それぞれの特徴は次の通りです。

高品質な通信環境や運用・保守の一元化に強みがある「回線事業者/通信キャリア」

「回線事業者/通信キャリア」とは、NTTのような大手通信会社やプロバイダーなど、通信回線そのものを提供している会社のことを指します。NTTグループのネットワークサービス事業者であるNTTPCの見解として、回線事業者/通信キャリアには次のような強みがあると考えます。

1:高品質な通信環境を提供できる

通信事業者として提供する回線サービスを活用しているため、安定した高速通信を提供できます。また、閉域網を利用したIP-VPNや広域イーサネットなど、インターネットの混雑状況に影響されない安全で快適な通信環境を提供できる点も強みです。

2:運用・保守の一元化

回線とVPNサービスを一括で提供しているため、問い合わせ窓口を一本化できます。請求処理を簡素化できるだけでなく、万一のトラブル発生時にも回線とVPNのどちらに原因があるかを切り分ける必要がありません。そのため、迅速な対応が期待できます。

3:多様なサービスラインアップ

回線事業者/通信キャリアは、閉域網VPNに加え、安価なインターネットVPNやVPN機能を含みつつ、高度な経路制御や可視化を実現するSD-WANサービスなど、様々なサービスを提供しています。そのため、ユーザーは幅広い選択肢の中から自社の用途に合ったサービスを選択することができます。

包括的なソリューション提案が可能な「ITサービスベンダー/SIer」

対して「ITサービスベンダー/SIer」は、企業のITシステム開発や構築、運用支援などを請け負う会社のことを指します。「ITサービスベンダー/SIer」には、次のような強みがあります。

1:特定の回線事業者に縛られず、最適なシステムを構築できる

特定の回線事業者/通信キャリアに依拠しないITサービスベンダー/SIerは、複数の回線や機器、サービスを組み合わせてゼロからVPNを構築できるという柔軟性があります。

2:既存システムの刷新など包括的なソリューションを提案できる

VPN構築だけでなく、クラウドサービスへの移行を含むネットワーク環境、業務環境に関する包括的なソリューションを提案できる可能性があります。

3:既存のサービスでは実現できない複雑な要件を達成できる

特にSIerを利用する場合には、既存のサービスでは実現できないような複雑な要件に合わせて、柔軟に設計・開発をすることが可能です。

VPN構築で失敗しない!提供会社を選ぶ7つのポイントと注意点

実際にVPNの構築を委託する場合、次の7つのポイントに注目して提供会社を選ぶことが重要です。これらのポイントを意識することで、自社のビジネスに合ったパートナーを見つけやすくなります。

1:自社の目的と規模に合った会社を選ぶ

リモートワークを促進したい、拠点間で安全なデータ共有を実現したいなど、まずは自社でVPNを導入する目的を明確にします。そののち、自社の規模やVPNを利用する従業員数を勘案して、「回線事業者/通信キャリア」と「ITサービスベンダー/SIer」のどちらが適しているかを判断します。

2:VPN構築の実績が豊富にあるか?

自社と規模や業態が似ている企業でのVPN構築実績が豊富にあるか確認しましょう。拠点間接続やリモートワークなど、ベンダーにより得意とする分野は異なるため、過去の導入実績をしっかりと確認することが重要です。

3:VPNの脆弱性を加味したセキュリティ対策が行えるか?

自社のセキュリティポリシーに合ったセキュリティ性能を提供できる会社であるかも確認しておく必要があります。想定するVPNの種類やプロトコルが選択できるかどうかはもちろん、多要素認証などの認証システムや、ルーターなどの適切な設定、導入後の機器更新など、適時のセキュリティ対策を十分に行えるかどうかを確認することが重要です。

4:必要十分な通信速度や安定性を確保できるか?

VPN接続では暗号化やカプセル化といった処理を行うため、通常時よりも通信速度が低下するリスクがあります。特に公衆回線を利用するインターネットVPNを検討する際には、業務に支障が生じない十分な通信速度と安定性を確保できるサービスかどうかを確認しておく必要があります。

5:運用・サポート体制は整っているか?

VPN導入後の運用や、トラブル発生時のサポート体制をあらかじめ確認しておくことも重要です。SIerに依頼する場合、VPN環境の構築までを業務範囲とし、機器の更新や最新の脆弱性対策を含む運用・保守業務については、導入企業側で対応するケースも多くあります。
そのため、拠点間で基幹システムや機密情報のやり取りが多い一方で、社内にVPNの運用・保守に詳しい担当者がいない企業の場合は、高品質な通信回線と運用・保守サービスをセットで提供できる通信事業者を選んでおくと安心でしょう。

6:初期料金や運用コストは自社の予算に見合っているか?

多機能なサービスはその分料金も高くなるため、通信速度やセキュリティ要件、運用・保守サービスなど、自社に必要な最低限の機能を備えているかどうかを基準としてベンダーを選択しましょう。また、長期的な運用を考慮し、初期料金だけでなく、月額料金についても確認しておきましょう。

7:VPNは自社要件に合うか?

企業のネットワークの安全性・利便性を確保する手段には、VPNに加えてSD-WANや専用線サービス、AIによるネットワーク運用自動化など様々なアプローチがあります。そもそもVPNが自社にとって最適な選択肢なのか、各種サービスを比較して検討しましょう。

SD-WAN・専用線について、詳しくは下記コラムをご参照ください。
SD-WANとSDNの違いとは?SD-WANはリモートワークにオススメ
専用線とVPNの違いとは? 最適なネットワーク構築のヒントをご紹介

【料金相場】VPN構築はいくら?種類・用途別に解説

VPNには主に「インターネットVPN」「IP-VPN」「エントリーVPN」「広域イーサネット」の4種類があります。それぞれの特徴と料金相場は次表の通りです。

インターネットVPNIP-VPNエントリーVPN広域イーサネット
使用回線インターネット網閉域網閉域網閉域網
セキュリティ
帯域保証なしありなしあり
初期料金約20,000円~50,000円約50,000円~5,000円~数万円数十万円~
月額料金5,000円~20,000円前後約5,000円~50,000円以上5,000円~20,000円前後約5,000円~50,000円以上
特長既存のインターネット回線を利用するため、導入コストが低い。ただしセキュリティや通信速度は専用回線型に劣る場合がある。通信業者の閉域網を利用し、高いセキュリティと安定した通信を提供。拠点間接続やリモートアクセスに適する。一般的なアクセス回線を利用しつつ、通信業者の閉域網へ接続するため、低コストで高いセキュリティを確保できる。閉域網で帯域(通信品質)を確保しやすく、大容量通信でも安定した接続が可能。拠点数の多い企業に適する。
  • 本表はあくまで、月額の参考料金の一例です。実際の料金は利用条件や回線構成により異なります。詳細は各サービス提供事業者へお問い合わせください。
  • 本表の料金は、主に通信キャリアが提供する回線およびVPNサービスの月額料金の目安です。ITサービスベンダー/SIerを介する場合、設計・構築・運用費用や機器費用が別途発生する場合があります。

拠点間接続・社内ネットワークを構築する場合

拠点間接続・社内ネットワークを構築する場合は、インターネットの混雑状況の影響を受けにくく、安定した通信品質を確保しやすい閉域網型のIP-VPNや広域イーサネットが有力な選択肢です。
10拠点程度までの場合は初期料金約50,000円から、月額料金約5,000円~50,000円以上のIP-VPNが適しています。
また、遠隔地にある拠点同士を接続する必要がある場合や、特殊なプロトコルの利用、大容量データ通信、低遅延通信が求められる場合には、初期料金が数十万円から、月額料金が約5,000円~50,000円以上の広域イーサネットが適しています。

リモートワーク環境を構築する場合

比較的低コストでテレワーク・リモートワークの環境を整えたい場合には、インターネット環境さえあればどこからでも接続でき、比較的安価に導入できるインターネットVPNがあります。また、高セキュリティな閉域網を利用しながら導入料金や月額料金を抑えることのできるエントリーVPNも選択肢に入ります。
在宅ワークなどで既存のインターネット回線を活かしたい場合には、初期料金約20,000円~50,000円、月額料金5,000円~20,000円前後のインターネットVPNが適しているでしょう。
また、中堅・中小企業でセキュリティ性能の高いテレワーク・リモートワーク環境を低コストで構築したい場合には、初期料金5,000円~数万円、月額料金5,000円~20,000円前後のエントリーVPNが適しているでしょう。

VPN構築後に必要な「監視・運用」の重要性

VPNは構築したら終了ではありません。不正なアクセスがないかを日常的に監視し、定期的にアクセスログを分析する「監視業務」が必要です。
また、入社や退職、異動にともなうアクセス権の付与や、ファームウェアのアップデートなどの「運用業務」も必要です。
さらに、万一の故障発生時には、原因を特定し早期対応する必要もあります。
これらの監視・運用業務を自社で担当するか、運用会社に委託するかは、あらかじめ決定しておく必要があります。

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VPN接続環境を手軽に導入したい場合は、高セキュリティなIP-VPNサービスでありながら、AIによって運用管理の負担を軽減できるNTTPCの統合VPNサービス「Prime ConnectONE®」を選択肢に含めると良いでしょう。
AIエージェントやPrimeダッシュボードの活用によって運用を自動化・効率化することで、VPN運用・管理担当者の日々の業務負荷を軽減します。
人手不足の中、ネットワークとセキュリティを効率的に運用したい中堅・中小企業におすすめのサービスです。

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まとめ

今回はVPNを構築する際の会社の選び方について解説しました。
VPNを構築できる会社には、主に「回線事業者/通信キャリア」と「ITサービスベンダー/SIer」の2種類があり、それぞれに長所があります。
今回紹介した「1:自社の目的と規模に合った会社を選ぶ」「2:VPN構築の実績が豊富にあるか?」「3:VPNの脆弱性を加味したセキュリティ対策が行えるか?」「4:必要十分な通信速度や安定性を確保できるか?」「5:運用・サポート体制は整っているか?」「6:初期料金や運用コストは自社の予算に見合っているか?」「7:VPNは自社要件に合うか?」の7つのポイントに注目し、自社に適した会社を選択しましょう。
NTTグループのネットワークサービス事業者であるNTTPCは、高品質で安定した通信環境を提供できる、運用・保守を一元化できる、などの強みがあります。もしVPNの構築にお悩み、疑問点などがございましたら、是非NTTPCまでお気軽にご連絡ください。

※ICT Digital Columnに記載された情報は、リリース時点のものです。
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