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ネットワーク監視とは?監視項目・メリット・運用効率化を解説

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ネットワーク監視とは何かを分かりやすく解説。稼働・状態・トラフィック・遅延・経路の5つの監視項目や導入メリット、運用課題、効率化のポイントまで紹介します。

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目次

ネットワーク監視とは?障害や異常を監視する仕組み

「ネットワーク監視」とは、企業ネットワークにおけるトラフィックやネットワーク機器の状態を継続的に確認し、障害や異常を早期に検知する仕組みです。
近年、SaaSをはじめとするクラウドサービスの利用やリモートワークが広がり、企業活動におけるネットワークへの依存度が高まっています。ネットワークの停止や通信品質の低下が業務へ直接影響するため、安定した通信環境を維持する上でネットワーク監視が重要です。

ネットワーク監視不足による障害・通信遅延・異常検知のリスク

ネットワーク監視を適切に行わない場合、機器の故障やサーバーダウンにより業務が停止する危険性があります。また、速度低下や応答遅延、通信品質の低下により、業務システムなどの利便性が損なわれ、生産性が低下する恐れもあります。
さらに、DDoS攻撃による急激なトラフィック増加や、不正アクセスにともなう通常とは異なる通信が発生した場合、検知が遅れることで業務停止やセキュリティ被害が拡大する可能性があります。

ネットワーク監視の対象

ネットワーク監視の対象は、大きく「ネットワーク機器」と「通信状況」の2つに分けられます。

ネットワーク機器

「ネットワーク機器」は、主にハードウェアに対する監視を指します。具体的には、ルーター、スイッチ、アクセスポイント、VPN装置、ファイアウォールなどのネットワーク機器や、サーバー機器などです。
これらの機器やサーバーについて、停止していないか、CPUやメモリの使用率が高くなっていないか、機器の温度に異常がないかなどを継続的に確認します。

ネットワークの通信状況

「通信状況」は、主に通信の状態や品質に対する監視を指します。具体的には、通信されているデータの容量や、回線の使用率などです。社内ネットワークだけでなく、拠点間通信やクラウド・SaaSへの接続状況、インターネット通信なども対象となります。

ネットワーク監視の主な監視項目

主な監視項目には、「稼働監視」「状態監視」「トラフィック監視」「遅延監視」「経路監視」の5つがあります。

稼働監視

機器やサーバーが動作しているか、停止しているかを監視する、もっとも基本的な監視項目です。定期的に対象機器へ応答を求める「ping」コマンドを実行し、応答の有無から機器の稼働状態を確認します。

状態監視

ハードウェアのCPU・メモリ使用率や機器温度などを継続的に確認し、機器の負荷や通常とは異なる状態の変化を把握します。

トラフィック監視

一定時間にネットワークを流れる通信量を可視化し、帯域がひっ迫していないか、通信量が特定の回線や機器に集中していないかを確認します。クラウドサービスやWeb会議が業務で日常的に利用される現在では、通信量の傾向を継続的に把握し、適切な回線や機器の増強を判断する上でも重要な監視項目です。

遅延監視

遅延監視では、ネットワーク上の通信にかかる時間を継続的に計測し、その変化を確認します。遅延が大きくなると、クラウドサービスの応答が遅くなったり、Web会議の音声や映像が途切れたりするなど、業務に影響がおよぶ場合があります。

経路監視

経路監視では、送信元から宛先までの通信経路や、その変化を確認します。遅延監視などの結果と組み合わせることで、通信品質が低下している区間や、通信異常が発生している可能性のある個所を調査しやすくなります。

ネットワーク監視によって得られる4つのメリット

ネットワーク監視の仕組みを導入すると、次のようなメリットを得ることができます。

1:障害の早期発見とダウンタイム削減

稼働監視によってサーバーやネットワーク機器の停止を早期に把握できれば、原因調査や復旧対応へ速やかに着手できます。その結果、ダウンタイムの長期化を抑えることにつながります。特に、複数拠点の業務やクラウドサービスへの接続をネットワークに依存している場合、通信障害が広い範囲の業務へ影響する可能性があります。ネットワーク監視は、こうした異常を早期に把握し、業務への影響を抑えるための手段の1つです。

2:機器や通信状態の変化を早期に把握できる

ネットワーク機器やサーバーは、突然停止する場合があります。一方、障害が発生する前に、機器温度やCPU・メモリ使用率などに通常とは異なる変化が現れる場合もあります。状態監視によってこうした変化を早期に把握することは、機器の点検や交換の必要性を判断する手掛かりになります。

3:原因特定の迅速化

稼働監視・状態監視に加え、トラフィック監視、遅延監視・経路監視を行い、それぞれの結果を複合的に分析することで、障害の発生原因を迅速に特定しやすくなります。また、原因の特定が早まれば、適切な対処に着手しやすくなり、業務効率の低下や業務停止の長期化を抑えることにつながります。

4:セキュリティ上の異常を早期に把握できる

マルウェア感染、ランサムウェア攻撃、DDoS攻撃などは、通常と異なるアクセスや急激なトラフィックの増加が発生することがあります。そのため、ネットワーク監視によって、通常とは異なる通信量やアクセスの変化を早期に把握することは、セキュリティインシデントの調査や初期対応を始める手掛かりになります。ただし、ネットワーク監視だけですべての脅威を検知・防御できるわけではありません。ファイアウォールやエンドポイントセキュリティ、アクセス制御など、ほかのセキュリティ対策と組み合わせることが重要です。

ネットワーク監視の運用でよくある4つの課題

ネットワーク監視には上記のようなメリットがある反面、次のような課題が生じることもあります。

1:自社だけでネットワークの監視・運用を続けるのは難しい

複数の拠点やクラウドサービスを利用している企業では、ネットワークの状態を継続的に確認し、異常や障害に対応できる体制が必要です。しかし、専任部署を設けていない場合や、情報システム担当者がほかの業務を兼務している場合、自社だけでネットワークの監視・運用を続けることは容易ではありません。
そのため、必要な監視対象や通知先、異常発生時の対応方法を整理したうえで、異常検知・通知や障害原因の切り分けを自動化し、担当者の運用負担を軽減する方法を検討する必要があります。

2:監視対象やツールが増え管理が複雑になる

企業ネットワークの多拠点化や、利用機器・サービスの増加に伴い、拠点数や利用する機器・サービスが増えると、監視対象も増えます。ルーターやスイッチ、無線LANアクセスポイントなどを、機器や用途別に異なる管理ツールで監視している場合、複数の画面や通知を確認しなければならず、ネットワーク全体の状況を把握しにくくなります。
また、ネットワークの稼働状況だけでなく、不審な通信などのセキュリティ情報も確認する必要があります。ネットワーク管理とセキュリティ管理を統合して実施できるような仕組みの構築が課題となるでしょう。

3:障害発生時の原因特定に時間がかかる

障害発生時に原因を特定するには、稼働監視、状態監視、トラフィック監視、遅延監視・経路監視それぞれの過去の推移や現在の状況など、複数の要素を多角的に分析する必要があります。これらのデータを人力で分析するには時間も労力もかかります。
pingによる稼働確認やtracerouteによる通信経路の確認を自動化することで、担当者が個別に確認する負担を減らせます。大規模な企業ネットワークの場合には、AIエージェントによる原因特定の自動化や自動対処などの仕組みも必要となるでしょう。

4:専門知識を持つ担当者へ依存しやすい

ネットワーク機器の監視、通信状況の監視には、それぞれ別分野の深い知識・ノウハウが必要となります。そのため、ネットワーク監視の業務は属人化しやすいという特徴があります。
特にネットワーク監視業務がマニュアル化されておらず、運用手順の標準化が不十分な場合や、一元管理の仕組みを構築できていないなど、管理技術の継承が進まず属人化の進展や将来的な人材不足を招く危険性があります。
ネットワーク監視や関連データの分析ノウハウを適切に継承できる教育制度の充実とともに、通知の自動化や、運用負荷を軽減できるツールを導入するなど、効率化・省人化を図る必要があります。

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ネットワーク監視の運用を効率化するには、監視対象や通信状況を一元的に確認し、異常通知や障害原因の切り分けを自動化する方法があります。NTTPCの「Prime ConnectONE®」は、ネットワークとセキュリティを統合して提供する企業向けサービスです。ダッシュボードでは、拠点ルーターの設定情報やトラフィック状況を確認できるほか、遠隔からLAN内の機器にpingやtracerouteを実行し、拠点の通信状態を確認できます。また、障害発生時には故障原因を自動的に切り分け、通信異常を検知した場合は指定した連絡先へ通知します。セキュリティ機能では、危険なWebサイトへのアクセス遮断や、マルウェア感染が検知された端末の自動隔離などに対応しています。ネットワークとセキュリティの状況確認や障害対応の負荷を軽減したい場合は、「Prime ConnectONE®」の活用をご検討ください。

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まとめ

今回は、ネットワーク監視の目的や監視項目、導入によるメリット、運用上の課題について解説しました。企業活動におけるネットワークへの依存度が高まる中、ネットワークの停止や通信速度の低下、応答遅延は、業務へ影響する可能性があります。ネットワーク機器や通信状況を継続的に確認することで、障害や異常を早期に把握し、原因調査や復旧対応へ速やかに着手しやすくなります。
一方、稼働監視、状態監視、トラフィック監視、遅延監視、経路監視の結果を担当者が個別に確認する運用は、負担が大きくなりがちです。自社だけで継続的な監視・運用体制を維持することが難しい場合は、監視情報を一元的に可視化し、異常通知や障害原因の切り分けを自動化できるネットワークサービスの活用も検討しましょう。

※ICT Digital Columnに記載された情報は、リリース時点のものです。
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