NTTPCコミュニケーションズ(以下、NTTPC)は、2026年1月30日に「NTTPC Forum 2026」を開催しました。
3回目の開催となった今回は、NTTPCの最新の取り組みや実際のサービスを体感いただける19の展示を用意し、昨年を100名以上も上回る433名の方にご来場いただきました。
本記事では、事前に実施したアンケート結果をもとに、企業におけるAI活用の現状と、次に直面する課題を整理します。
事前アンケートによる調査概要

本記事は、イベントの事前登録者を対象に実施したWebアンケート(有効回答数:564件)をもとに、AIの活用状況と関心のあるテーマの関係を分析したもので、記事内で用いた設問は次のとおりです。
問1:ご担当業務におけるAI活用状況について最も近いものをお選びください
- 業務ルール・体制が整備され、組織的に積極活用している
- 部門・チームとして、特定業務で計画的に活用している
- 個人または小さな単位で試行的に活用している
- 個人レベルのスポット利用にとどまっている
- 活用の予定や方針は特に定まっていない
問2:AI/DXに関して現在もっとも知りたいテーマを1つお選びください
- 回線・ネットワークインフラの課題解決や、将来を見据えた再設計の事例
- 生成AIに関するモデル選定(LLM/SLMなど)と具体的な活用方法
- AGPUなど AIインフラ・基盤の構成の考え方やコスト感
- セキュリティ・ガバナンス・社内ルール(利用ポリシー)整備のポイント
- 新規事業・新サービス創出につながる先進的なAI/DXの取り組み事例
AI活用の壁はどこか―アンケートから見えた「活用状況に応じたニーズ」
一般に、AIの活用が進むにつれて関心のあるテーマも高度化すると考えられます。AIの活用状況と関心のあるテーマをクロス集計で可視化し、関連性を明らかにしていきます。
AIの活用状況
AIの活用状況に関する回答では、「業務ルール・体制が整備され、組織的に積極活用している」と回答した方が168人(30%)と最多となりました。「部門・チームとして特定業務で計画的に活用している」と回答した116人(21%)と合わせると、約半数の方が組織的にAIを活用していることが分かりました。
「個人または小さな単位で試行的に活用している」(165人、29%)、「個人レベルのスポット利用にとどまっている」(82人、15%)を含めると、94%の方がAIを業務で活用している結果となりました。

関心のあるテーマ
AIとDXに関して現在もっとも知りたいテーマに関する回答は、「新規事業・新サービス創出につながる先進的なAI/DXの取り組み事例」が168人と最も多い結果となりました。
続いて、「回線・ネットワークインフラの課題解決や将来を見据えた再設計の事例」(120人)、「GPUなど AIインフラ・基盤の構成の考え方やコスト感」(111人)、「生成AIに関するモデル選定と具体的な活用方法」(108人)、「セキュリティ・ガバナンス・社内ルール(利用ポリシー)整備のポイント」(51人)の順となりました。

AIの活用状況に応じて“関心のあるテーマ”が変わる3つのポイント
AIの活用状況に応じて関心のあるテーマは異なるのでしょうか。

ポイント1:これからAIを活用する方は“AI基盤の構成・コスト”に関心が高い
「活用の予定や方針が定まっていない」方は、他のテーマと比べて「GPUなどAIインフラ・基盤の構成の考え方やコスト感」への関心が相対的に高いことから、慎重な投資判断を重視している様子がうかがえます。
ポイント2:これからチームでAIを活用する方は“利用ポリシーの整備”への関心が高い
利用ポリシーに着目すると、「個人または小さな単位で試行的に活用している」方の関心が高いことが見えてきます。「個人でAIを利用している」方がチームで計画的にAIを活用する際の壁が「セキュリティ・ガバナンス・社内ルール(利用ポリシー)の整備」であることが示唆されます。
ポイント3:AIの活用が進んでいる方は“先進的な事例”への関心が高い
「AIの活用が進んでいる」方は、「先進的な取り組み事例」への関心が高いという結果となりました。
「業務ルール・体制が整備され、組織的に積極活用している」あるいは「部門・チームとして特定業務で計画的に活用している」と回答した方が、もっとも知りたいテーマとして選んだ回答は「新規事業・新サービス創出につながる先進的なAI/DXの取り組み事例」が最大でした。
組織的にAIを活用している段階であっても、さらに活用の幅を広げ、業務への浸透を図ろうとする積極的な方が多いことが分かりました。
まとめ:アンケートから見えたAI活用の次なる“アクション”
本調査の結果、AI活用の進展に伴って選択される“アクション”は以下のステップで段階的に進められていくことが明らかになりました。
1)AI基盤の構成およびコストの把握
2)利用ポリシーの整備
3)先進的な活用事例の探索
特にAI活用の初期段階では、「まず小さく試す」こと以上に、投資判断に必要な情報の整理や、社内で安全に運用するためのポリシー策定といった、実装フェーズ特有の課題が早期に顕在化する点が特徴的です。
AIの活用が進んでいる人の関心が高い“先進的な事例”として、NTTPCのVPN&セキュリティサービスPrime ConnectONE® のAIエージェント機能をご紹介します。「ネットワーク/ITインフラ運用(監視・障害対応・運用効率化)」、「生成AIに関するモデル選定と具体的な活用方法」を関心のあるテーマとして挙げている方も多数いらっしゃいました。ネットワークの運用に生成AIを活用している事例としてご参考になれば幸いです。

NTTPCのAIエージェントが、ネットワーク運用の未来を変える。セキュリティもおまかせ!
NTTPCのAIエージェントが、ネットワーク運用の未来を変える。セキュリティもおまかせ!ダッシュボードからトラフィックやセキュリティの見える化ができ、トラブル原因を特定して迅速な復旧対応を実現。AIで運用業務を自動化し、攻めのDX推進にシフトできる企業向けネットワーク(VPN)&セキュリティサービス
「Prime ConnectONE®」は、NTTPCコミュニケーションズの登録商標です。
- TOP
- データが語る「インサイト」
- NTTPC Forum 2026 事前アンケートから見えたAI活用の現在地と次なる“アクション”