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【WDM】

  • 波長分割多重

 WDMには、ふたつの意味ある。まず、Wavelength Division Multiplexing の略で、日本語では「波長分割多重」と呼ばれるもの。情報通信に関連してWDMという言葉が出てきたら、この意味だ。

 もうひとつ、パソコン関連でもWDMという言葉がある。これは、最近のウィンドウズに採用されているドライバーソフトの仕組み。ドライバーソフトに関しては別のページで説明しているけど、簡単にいうと周辺機器を使うために必要なプログラムだ。

 以前は、ウィンドウズのバージョンごとにドライバーソフトを作る必要があった。しかし今は、ドライバーソフトを部品化しておいて組み合わせて使ったり、バージョンが違うウィンドウズでも使えるようになっている。そして、これのしくみを Win32 Driver Model 、略してWDMと呼ぶ。

 しかし、このウィンドウズに関するWDMは、一般のパソコンユーザーが意識する機会は多くない。

 一方、情報通信界のWDMは、光ファイバーの通信速度を高める技術として、最近は新聞でも目にすることがある。

 光ファイバーは、細くて長いガラスまたはプラスチックの棒だ。具体的には、釣り糸(テグス)のような感じ。その中を光が進み、その光で情報を伝える。

 光は、電波と同様に一定の大きさの波として進んでいく。そして、波長の違う2種類の光を使うと、1本の光ファイバーで同時に2つの通信ができる。つまり、2本の光ファイバーがあるのと同じ状況になって、結果的に通信速度が2倍になる。

 もっとたくさんの光を使うと、同時に送れる情報量が増えて、ますます通信速度が速くなる。実際は1本なのに、光ファイバーが何本も束になっているのと同じような状況になる。しかもこの技術は、すでに施設されている光ファイバー網でも使える。そのため、あまり費用をかけずに通信速度を飛躍的に高めることができる。

 インターネットの利用者が急増して、インターネットの通信速度も高速化している現在、WDMは非常に有望な技術として大きな注目を集めいている。そのため、よりたくさんの光を使って、さらに通信速度を上げる研究がどんどん進められている。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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