用語解説辞典

用語解説辞典 知りたい用語はここで検索

用語解説辞典トップに戻る

【RWIN】

  • アールウィン

 一般の LAN やインターネットは、TCP/IP という方式でデータを送受信している。で、この方式では、データを受け取る側から送り出す側に、定期的に「ちゃんと受け取っています」という返事を返すことになっている。そして、どのくらいのデータを受け取ったら返事を返すか示す値を RWIN(アールウィン)という。

 電話で長い話を聞くとき、聞く側の人は適時、「はい」とか「うん」とか相づちを返す。これがないと、話している人は、ちゃんと聞いているのか不安になる。コンピュータ同士の場合も、同じように定期的に確認するわけだ。
 
 RWIN の値が小さく設定されていると、頻繁に確認の返事を送り返すことになる。そうすると、確認データの行き来のぶん、通信速度が遅くなってしまう。

 RWIN の値を大きくすれば確認の回数は減る。しかし、送られてきたデータに問題がある場合、もう一度送り直してもらわないといけない。回線の状態が悪くて頻繁に送り直しが発生するような場合、大きなデータを何度も送り直すのは効率が悪い。ということで、RWIN の値は小さすぎても大きすぎてもいけない。 

 さて、一般のパソコンユーザーがこの用語を目にするのは、ADSLなどのブロードバンド回線の通信速度が遅いときだと思う。特に、ウィンドウズ98やウィンドウズMeといった古めの基本ソフトだと、RWIN が低めに設定されているので、ADSL などの高速通信を利用しても期待したほど通信速度が上がらないことがある。

 そのため、ADSL 高速化のひとつの方法として、RWIN の調整が知られている。つまり、RWIN の値を大きくするわけだ。同様に、ADSL を高速化する方法として、MTU の値を調整する方法もある。

 なお、RWIN は Receive Window の略。この場合の Window(ウィンドウ)は、パソコンの画面に表示される枠ではなく、TCP 方式でデータを送る際、受信する側が受け取れるデータの大きさのこと。

Rの一覧に戻る

用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

page top