
PaaS は、Platform as a Service(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)の略で、普通は「パース」と読む。
この言葉を理解するには、まず SaaS を理解してもらうといい。
パソコンソフトは、最初からパソコンに組み込まれているか、自分で買ってインストールするのが一般的。業務用ソフトは、専門業者に依頼して自社のコンピュータに組み込んだり、個別に開発してもらうのが普通だ。
しかし最近では、IT企業のサーバーの中にソフトウェアを保管しておいて、必要なときに必要なソフトをインターネットなどの通信回線を通じて使うサービスが普及してきている。これが、SaaS だ。
SaaS の場合、提供されるのは基本的にソフトウェアだけ。だけど、たとえばネットビジネスをやろうとしたら、商品管理や顧客管理を行うデータベース、そうしたデータを保管するサーバー、そうした仕組みを動かす基本ソフトなど、いろいろなものが必要になる。
そこで、こうしたビジネスの基盤となるものを一括して提供するサービスが登場してきた。これが PaaS で、ビジネス基盤=プラットフォームを、ひとつのサービスとして提供するという意味。
あるいは、新しいソフトウェアを開発するとき、その基盤となる基本ソフトやミドルウェアが必要になる。そうした開発環境を、ひとつのプラットフォームとして提供することもある。これも、PaaSということができる。
用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修