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【要件定義】

 情報システムを開発する際に、最初に行う重要な作業。

 新たな情報システムを開発するときは、まず今の業務行程にどんな課題や問題があって、どんな情報システムを導入すると何をどのくらい効率化できるか、あるいは解決できるか、そのためにどのくらいの予算がかかるかしっかり検討する必要がある。

 その結果として、どのくらいの規模のどんなシステムにするか、どういった業務行程を実現するか、どのくらいの予算をかけるか具体的に決めることができる。これが、要件定義だ。

 たとえば家を建てるときは、何人家族で、どんな生活をしたいのか考える。もちろん土地の広さや予算といった現実的な制約もある。そうした条件を詳細に検討しながら、具体的な設計図を描いていく。あいまいな設計図で家を建てることはできない。

 同じように、情報システムを作るときも要件定義がとても重要だ。ところが情報システムは目に見えないし、稼動してみないと効果が分かりにくい。あるいは、仕事のやり方=業務行程が明確になっていないまま設計を進めてしまうこともある。

 そうすると、途中で何度も設計変更が発生したり、完成しても使い勝手が悪かったり、まったく役に立たなかったり、最悪の場合は逆に業務効率が落ちたり、そうした問題が次々と発生する。そのたびに修正すると、膨大な時間と費用を無駄にすることになる。

 新たな情報システムを導入するということは、仕事の進め方を変えることであり、新たなルールを作ることでもある。単にコンピュータを買うとかプログラムを組むといった認識ではなく、仕事そのものを設計する意識が必要だろう。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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