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【緊急地震速報】

 地震が発生した際に、大きな揺れが来る前に警報を出して、機械を止めたり、机の下に避難したりして被害を減らすことを目的とした仕組み。あるいは、そのための警報。

 地震には、揺れが小さくて伝播速度が速いP波と、メインの大きな揺れで伝播速度の遅いS波がある。実際にグラグラと感じるのはS波の方だ。

 そこで、地震計が P波を感知したらすぐに震源地や揺れの強さを分析して、周辺各地に速報を流す。震源地から遠いほど、P波とS波の到達時間に開きがあるので、S波による本揺れが来る前に大きな地震が来ることを警告できる。

 ただし、その時間差は長くて数十秒。短いとほぼ同時で、速報が間に合わないケースもある。また、放送局などを通じて速報を流す場合、そこでも少し時間をとられてしまう。パソコンや携帯電話に直接、速報を送ることもできるけど、必ず見てもらえるとは限らない。

 というわけで必ずしも警報が間に合うわけじゃないし、警報が出てもすべての人に届くわけじゃない。それでも、大きな揺れが来るまでに数秒から数十秒あれば電車やエレベーター、工場の機械類を止めることが可能だ。また、火を消したり、避難の準備をすることもできる。

 今後の精度向上と伝達方法の発展で、さらなる進化に期待したい技術である。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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