【相性が悪い】
これは非常にやっかいな、そして腹のたつ問題だ。パソコンを使っていて、原因はよく分からないけどトラブルが起きる、なんてときに「相性が悪い」の一言で片づけられて憤懣やるかたない思いをすることがある。
現象としては、人間同士の相性の良し悪しと同じ。たとえば会社の同僚のA君とB君、どちらも特に性格が悪いわけではないのに、2人いっしょに行動するとトラブルばかり起こす。対処法としては、2人を別々にするしかない。こんなケース、あるよね。
パソコンは、ユーザーから見ればひとつの製品だけど、実は世界中のいろいろな会社が作った部品の寄せ集めだ。有名メーカーのマークが付いていても、そのメーカーが作っているのは外箱だけなんてこともある。もちろん個々の部品は一定のルールに基づいて、ほかの部品と上手くつき合っていけるように作るんだけど、なぜかC社とD社の部品をいっしょに使うとトラブる、なんて現象が出てしまう。
ソフトも同じような状況で、E社のソフトとF社のソフトを同時に起動するとフリーズするなんてことがある。そもそもウィンドウズやマックOSも、ひとつのソフトではなく膨大なプログラムの集合体だ。そのため、その中の一部のソフトと相性が悪くてアウト、なんてことも珍しくない。新しいソフトでも、READ MEという文章を読むと、たいてい確認されている不具合やその対処方法が書いてある。
こうした不具合が見つかると修正プログラムが配布される。機器の場合も、ドライバーソフトのアップデートで解決できることが多い。しかし、よほど大きな不具合でもない限り、メーカーが修正プログラムを送ってくれたり、手紙で知らせてくれることはない。今は、インターネットのホームページなどで情報を探し、自分で必要なプログラムをダウンロードしてインストールするのが普通だ。
実際、腹がたつことが多いけど、メーカーに電話して怒鳴っても、ほとんどラチがあかない。そもそも何と何が原因になっているのか分からないことすらある。パソコンメーカーに電話して、さんざん苦情をいったけど解決しなかった問題の原因が、自分で買い足したソフトにあった、なんてことも珍しくない。
とにかく、落ち着いて対処しよう。で、解決できなかったら、いずれ解決できるときまで、その機能を使わなければいいだけのこと。悲しいけど。
なお最近のウィンドウズは、Windows Updateという機能を使うと、比較的簡単に問題の確認と対策ができるようになっている。
用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修



















































































