用語解説辞典

用語解説辞典 知りたい用語はここで検索

用語解説辞典トップに戻る

【焼く】

 パソコン関連で「焼く」という言葉が出てきたら、まず思い浮かぶのがCD-R/RWや書き込み型DVDにデータを記録すること。

 このほか、CPUやビデオチップといった高性能な半導体部品は作業中に高熱を出す。そのため、CPUクーラーなどを使って熱を冷ましている。しかし、うまく冷却されないと自ら出した熱で壊れることがあって、こうした現象を「焼く」とか「焼き切る」なんていうこともある。

 それと、以前のCRTディスプレイは同じ画面を表示し続けると「焼き付き」といって残像のようなものが残ることがあった。スクリーンセーバーは本来、これを防止するものだった。

 さて、CDやDVDは本来、データを読み出すだけで自分で記録することはできなかった。しかし今では、書き込み可能なCDやDVDが普及している。

 データを読み出すだけのCDやDVDは、ピットと呼ばれる小さな突起の長短でデジタル形式のデータを記録している。これに対して、書き込み可能なCDやDVDは、記録メディア(ディスク)のなかの記録層と呼ばれる部分にレーザー光線をあてて焦げ目のようなものを作り、その並び方でデータを記録する。

 焦げ目のようなものといっても、もちろん木や紙の表面を黒く焦がすのとはちょっと違う。

 CD-RやDVD-Rといった1回だけ書き込めるタイプは、有機色素と呼ばれる成分にレーザー光線をあてて光の反射率を変える。一度、反射率を変えると元に戻せない。そのため、データの書き換えができない。データを書き込んだCD-Rの裏面を見ると、データが記録された部分が内側から少し変色しているのが分かる。

 CD-RWやDVD-RWなど書き換え可能なタイプは、記録層の物質にレーザー光線をあてて結晶状態の部分と結晶状態でない部分を作る。これを、相変化という。結晶状態と非結晶状態で光の反射率が異なる。そして、レーザーのあて具合を工夫すると結晶状態と非結晶状態を変えられるので書き換えができる。

やの一覧に戻る

用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

page top