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【応答速度】

 本来は、何か命令を出して、それに対して反応するまでにかかる時間のこと。しかし現状では、液晶ディスプレイ(液晶パネル)の説明で応答速度という言葉を見ることが多い。

 まず、本来の意味から。たとえばインターネットのホームページを開こうとしたとき、目的のウェブサーバーには接続されたのに、すぐにデータが送られてこないことがある。この場合、サーバーの応答速度が遅いことになる。社内LANで電子メールを受信しようとしたら、メールサーバーからすぐに反応が返ってこないときも同じだ。

 逆に、すぐにホームページのデータや電子メールが送られてくればサーバーの応答速度が速いことになる。ただしこの例では、回線の通信速度や混み具合も影響するので、一概にサーバーの応答速度を判断することはできない。

 もっと小さな状況で応答速度という言葉を使うこともある。たとえば、CPUがメモリーからデータを取り込もうとしたとき、メモリーが反応するまでの時間も応答速度になる。

 次に、液晶ディスプレイの場合。液晶ディスプレイは、小さな窓が並んだ枠の裏側から光を出す構造になっている。標準の解像度が1024×768ドットの液晶ディスプレイなら、横方向に1024個、縦方向に768個、合計786,432個の窓が並んでいる。

 単純にいうと、その1個1個の窓にブラインドのような仕組みがあって、それを開ければ明るくなり、閉めれば暗くなる。そして、ブラインドの開け閉めにかかる時間が応答速度になる。つまり、画面表示の命令が出てから、ブラインドを開けたり閉めたりして画面を描き終わるまでに必要な時間ということだ。

 以前主流だったDSTN方式の液晶は反応速度が遅かった。そのため、マウスを素早く動かすとポインタ(矢印)が一瞬消えたり飛んだりした。

 最近のTFT液晶は、応答速度も大幅に改善されて数十ms(ミリ秒)くらいになっている。ところが、それでもまだ遅いといわざるを得ない。たとえば DVDビデオの映像を全画面表示にすると、表示が間に合わなくて少しボケたりすることがある。

 もちろん応答速度は速いほど(数字が小さいほど)いい。しかし現状では、メーカーによって測定方法や表示基準が異なる。そのため、単純にカタログの数字で性能を比べることができない。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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