
パソコン関連で使われる場合と、情報通信で使われる場合がある。そして、それぞれ意味が異なる。
まずパソコンの方だけど、本来は同じであるはずのデータの内容が違ってしまったとき、同じ内容にする(整合性をとる)こと。
たとえば、会社や家ではデスクトップパソコンを使っていて、外出するときはノートパソコンを使っているとしよう。で、デスクトップ型に保存してあるデータをノート型に移して持ち出した。
そして外出先で、そのデータに変更を加えた。そうすると、デスクトップ型の中のデータと、ノート型の中のデータが違ってしまう。そこで、戻ってからデスクトップ型のデータを更新して(実際にはノート型の中のデータをデスクトップ型に上書き保存して)、両方のデータ内容を同じにする。これを「同期させる」という。
もちろんノートパソコンだけでなく、PDA(携帯情報端末)を使っている場合も同じことだ。多くのPDAが、パソコンとデータを同期させる機能を持っている。同期させるデータも、ワープロや表計算のファイルだけでなく、予定表や電子メールのこともある。
あるいは、同じパソコンや、同じコンピュータ・ネットワークに接続された複数のハードディスクに保存されているデータの整合性をとることに対して「同期させる」ということもある。
情報通信の分野で使う場合は、「タイミングを合わせる」といった意味。通信機器同士でデータを送受信するとき、一定のテンポを決めて、どんどんデータを送る方式と、データの前後に始まりと終わりの印を付けて送る方式がある。
で、一定のテンポで送る方を「同期通信」と呼ぶ。一方、始まりと終わりの印を付けて送る方は「非同期通信」という。同期通信の方が、送受信するデータ量が少ないので効率がいい。
用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修