
パソコンで文書を作るためのソフト。パソコン用ソフトの中でも、最も一般的なものなので、みなさん知っていると思う。でも少し誤解しているケースもあるのでキチンと押さえておこう。
最初に書いたように、ワープロソフトは「文書を作るソフト」で、必ずしも「文章を書くソフト」ではない。この違いは、かなり重要だ。
ワープロソフトの機能は、印刷する紙のサイズを決めたり、文字の種類や大きさを決めたり、1行の文字数や1ページの行数を決めたりすること。あるいは罫線を使ったり、レイアウトをしたり、ほかのソフトで作った画像やグラフを取り込んだり。このようにして文書を作る。
パソコンで文章を書くときは、キーボードからカナを入力して漢字とカナの混ざった文章に変換していく。しかし、これはワープロソフトの機能ではない。実は、日本語入力ソフトが担っている。
ただし、主要なワープロソフトには日本語入力ソフトが付属しているし、基本ソフトにも付属している。そのため日本語入力ソフトを、単体のソフトとして意識する機会は少ない。
文章を書くソフトには、ワープロソフトのほかにエディタというものがある。これは本来、プログラムを書くためのソフトだった。しかし、文章を書くのにも便利なためライターや編集者に愛用者が多い。ただしレイアウト機能などはないので、文書にして印刷する場合はワープロソフトやレイアウトソフト(DTPソフト)に文章を移すことが多い。
代表的なワープロソフトとして、ジャストシステム社の「一太郎」とマイクロソフト社の「ワード」(Word)がある。
用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修