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【ワイヤレスVPN】

 まず VPN は、別のページで説明しているように、インターネットなど誰でも使える通信回線を使って、専用線のように安全性の高い通信を実現するサービス。具体的には、データを暗号化して送信するため、途中で傍受されても解読できない。

 たとえば、複数の営業拠点があって、そこから本社のコンピュータ・システムに頻繁にアクセスするような場合、それぞれの営業所に専用回線を引き込むと手間やコストの負担が大きい。しかし、VPN を利用すれば手軽に安全な通信網を確保できる。

 通常の VPN は有線の通信回線を通じて提供されてきた。しかしワイヤレスVPN の場合、途中に携帯電話のデータ通信網や WiMAX など無線の部分が入る。これによって、次のようなメリットが生まれる。

・山間部など、有線の通信サービスが提供されていない地域でも利用できる。
・災害などで、有線の通信網を使えないときも利用できる。
・古い建物などで、有線の通信網の敷設が難しいケースでも利用できる。
・多くのテナントが入った商業ビル等で、個別に回線を使用するのが難しいケースでも利用できる。
・イベント会場などでの一時的な利用にも対応できる。

 さらに、普段は有線の通信網で VPN を利用し、トラブルがあったときのバックアップ回線としてワイヤレスVPN を使うこともできる。


 なお、NTTPCコミュニケーションズでは、Master's ONE という名称でワイヤレスVPN のサービスを提供している。

 これは、 NTTドコモの FOMA 回線を使って受信最大 7.2Mbps のワイヤレスVPN を実現したもの。FOMA通信網、ルーター、VPN接続機能、保守等がワンセットで提供され、大規模な工事なしに短期間で導入できる。また、同一 VPN 内の各ID の利用パケット数を平均する料金プランや、短期使用に合わせた日額の料金設定もある。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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