【ロム】
- ROM
記録されているデータを読み出すだけで、データを書き込めない記憶装置。Read Only Memory (リード・オンリー・メモリー)の略。通常、見た目は小さな半導体部品で、今は家電製品や自動車にも入っている。ただしパソコンやゲーム機などでは、カード型で差し替え可能なケースもある。
これとは別に、電子会議室やチャットでも「ロム」という言葉を使うことがある。この場合の意味は、この文章の最後を見てほしい。
ROM とよく似た用語に、RAM がある。これは、いわゆるメモリーのことでパソコンの電源が入っていれば、何度でもデータを書き込んだり読み出したりできる。しかし普通は、電源を切るとデータが消えてしまう(消えない種類もある)。
一方の ROM は、電源に関係なく記録されたデータが残っている。そのためパソコンの ROM には、電源を入れたときパソコンを起動させるために最初に必要なプログラムが記録されている。かつて NEC から発売されていた PC-98シリーズでは、日本語の表示に必要なデータを記録しておく部品としても使われてきた。
データを書き込めないといっても、その部品を作るときはデータを記録しているわけで、より正確にいうと「あとで一般のユーザーが、データを書き換えたり追加できない」ということ。最近は、専用の装置やプログラムを使って書き換えられる ROM もあるけど、普通のパソコンユーザーがこの作業をする機会は少ない。
普通の ROM のほかに、CD-ROM や DVD-ROM といったものもある。この場合の ROM も意味は同じ。つまりデータを読み出すだけで、書き込むことができない。CD-ROM は「コンパクト・ディスク」という規格に則った ROM だし、DVD-ROM は「デジタル・バーサタイル・ディスク」という規格に則った ROM という意味だ。
さて、電子会議室やチャットで使われる ROM は、Read Only Member(リード・オンリー・メンバー)の略。自分は発言(書き込み) をしないで、人の意見を読むだけの人を指す。特に電子会議室には、お互いに情報を提供しようという精神があるので、読むだけの人に対して多少の皮肉を込めて「ロム」と呼ぶことがある。
用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修



















































































