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【ベースステーション】

  • BTS
  • 基地局

 携帯電話の電波を送受信するためのアンテナと通信機器がワンセットになった設備。鉄塔やビルの上、電話ボックスなどに設置されているほか、最近は建物の中で使う小型の基地局も増えている。

 基地局のことを英語では Base Station(ベースステーション)といって、BS と略すことがある。あるいは、Base Transceiver Station を略して BTS と表記することも多い。

 携帯電話は、自分の端末(電話機)から相手の端末まで直接、電波を飛ばしているわけではない。

 携帯電話はおおむね、自分の端末→最寄の基地局→電話局→相手の地域の電話局→相手の近くの基地局→相手の端末という経路で接続される。もちろん、かかってくるときはこの逆だ。

 このうち「自分の端末→最寄の基地局」と「相手の近くの基地局→相手の端末」の部分だけ電波でつなぎ、最寄の基地局から相手の近くの基地局までは光ファイバーなどの通信網を使っている。

 ひとつの基地局から電波が届く範囲をセルと呼ぶ。携帯電話用の一般的な基地局だと、セルの大きさは半径数百メートルから数キロメートル。これを、マクロセルと呼ぶ。

 街中や地下街などに取り付ける小型の基地局は、セルが数十メートル程度で、これをピコセルと呼ぶ。さらに、建物の中に取り付ける超小型のものだとセルの半径数メートル程度のものもある。この特に小型の基地局は、フェムトセルと呼ばれている。

 かつて携帯電話は、建物の中や地下街、地下の駅などはつながりにくかったけど、最近は改善されている。これは、こうした場所に適合した小型の基地局の設置が進んだためだ。

 かつての PHS だと、一般的な基地局でセルの範囲が数十メートルから数百メートルと狭かった。しかし、その分小型で、建物の中や地下街、駅の構内などに設置しやすいというメリットがあった。この規模のセルは、マイクロセルと呼ばれている。

 ひとつの基地局で同時に通信できる端末の数は限られている。そのため、利用者の多い繁華街などは同じエリアに複数の基地局が設置されていることも多い。

 なお、通話中に移動してセル(通信エリア)の端まで来ると、自動的に隣のセルに引き継がれる。これを、ハンドオーバーという。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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