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【ビットレート】

  • bitレート

 基本的には、1秒間に送受信できるデータ量(ビット数)を表す言葉。インターネットやLANなどの通信速度を表すとき、bps(ビット・パー・セカンド=ビット/秒)という単位を使うけど、このことだと考えていい。

 しかし最近は、MP3やATRAC3といった方法で音楽データを圧縮するときもビットレート(bitレート)という言葉が出てくる。この場合のビットレートは、音楽データを記録するとき、1秒あたりどのくらいのデータ量にするかといった意味だ。

 たとえば、音楽CDの曲データをMP3のデータに変換するときは、128kbpsというビットレートを使うことが多い。これは、1秒分の音楽データを128キロビットで記録するという意味だ。このほか、64kbps、96kbps、160kbpsといった設定も選べる(実際は、もっと多い)。

 そして数字が小さいほど、変換後のデータ量は小さくなるけど音質が悪くなる。数字を大きくすると、データ量は多くなるけど音質がいい。そのため、記憶容量の少ない携帯型プレーヤーで聴くときは録音時間を優先してビットレートを低くする、パソコンのハードディスクに保存して良い音で聴きたい場合はビットレートを高くする、といった使い分けもできる。

 ATRAC3の場合も同じだ。ただし、ビットレートの数字は66kbps、105kbps、132kbpsで、普通は105kbpsを使うことが多い。

 なお、MP3とATRAC3とは別々の技術なので、MP3の128kbpsとATRAC3の105kbpsでどっちが音質がいいといったことは単純に比較できない。実際のところ、この両者を比べても、その差を聴き分けるのは困難だと思う。

 このほか、ビデオ映像(動画)をデジタル形式のデータに変換するときも、同様にビットレートという言葉を使う。たとえば、自分で撮影したビデオ映像をパソコンに取り込むときや、テレビの映像をパソコンに取り込むときなどにビットレートという言葉が出てくることがある。

 これらも、音楽データの場合と同じこと。ビットレートの数字が小さいとデータ量は少なくなるけど画質が悪くなる。数字を大きくすると、データ量が増えるけど画質が良くなる。特に映像はデータ量が多いので、使われる単位もkbpsではなくMbpsになる。

 kbpsはキロbpsで1000bpsという意味。Mbpsはメガbpsで100万bpsという意味、つまりkbpsの1000倍だ。

 このほか、ビデオCDやDVDビデオなどの規格でもビットレートという言葉が使われている。この場合も、ビットレートが高いほど高画質で基本的には同じこと。ただし、記録されている映像をパソコンなどの再生機に送る速度を指すこともある。つまり、最初に書いた通信速度(転送速度)と同じ意味になる。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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