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【ディーエムエイ】

  • DMA

 パソコンの中で、データを高速に転送するための技術。

 普通のパソコンユーザーがこの用語を目にするのは、内蔵型のハードディスクを買うときだと思う。この他に、周辺機器や拡張ボードを取り付けるときにDMAチャネルという言葉にも出会うかもしれない。こっちに関しては、DMAチャネルのページを見てほしい。

 内蔵ハードディスクを買う場合は、「DMA/66対応」とか「DMA/100対応」といった表示を目にすることがある。この場合、現実的には「従来より高速でデータを読み書きできるタイプ」くらいに思えばいい。

 DMA は本来、Direct Memory Access の略で、CPUを介さなくても周辺機器同士でデータをやり取りできる、という技術だ。具体的には、メモリーと内蔵ハードディスクの間のデータ転送に使われることが多い。

 パソコンの中でCPUは独裁者のような存在で、何事もCPUの判断なしでは動かないような状況がある。しかし、これだとCPUの仕事が増えるばかりだし、仕事の順番待ちがおきてパソコンの反応が遅くなったりする。

 例えていうなら、ワンマン社長に仕事が集中すると決裁が遅れて業務が滞る、というのと似ている。これを解決するには権限を委譲すればいい。同じように、ハードディスクからメモリーにデータを送るとき、CPUを介さないで直接送れば速い。この技術がDMAというわけ。


 なお、DMAに対応した内蔵ハードディスクを使っていても、そのままでは機能が活かされない。ウィンドウズMeまでの場合は、以下の設定をしよう。パソコンやソフトの起動が、少し速くなるはずだ。

 画面左上の「マイコンピュータ」を右クリックして「プロパティ」を選ぶ。「デバイスマネージャ」の画面にして、「ディスクドライブ」の前の「+」を押す。その中の「GENERIC IDE DISK」で始まる項目を選んで「プロパティ」ボタンを押す。新しく開いた画面で「設定」を選んで、「DMA」の項目にチェックマークを付け「OK」で閉じる。次に起動したときからDMAが有効になって、ハードディスクからデータを読み出す速度が速くなる。

 ウィンドウズXPの場合は、「システムのプロパティ」の「ハードウェア」面で「デバイスマネージャ」を開き、「IDE ATA/ATAPI コントローラ」の中の「セカンダリIDEチャネル」か「プライマリIDEチャネル」を開く。すると「詳細設定」面で、デバイス(機器)ごとに転送モードを DMA に指定できる。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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