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【ソープ】

  • SOAP

 インターネットの機能やデータを連係させて、インターネットをさらに便利にする技術のひとつ。こうした技術を総称して、Webサービス という。SOAP(ソープ)は、Simple Object Access Protocol の略。

 インターネットの機能というと、ホームページや電子メールを思い浮かべる人が多いと思う。しかし、他にもオンライン・ショッピングの注文データとか、企業の取り引きデータなど、いろいろな情報がインターネットという通信網を流れている。

 また、企業内のLANもインターネットの技術を流用したり、インターネットと連係させるケースが増えている。この場合、製品情報や顧客情報、受発注データなどもLANやインターネットを流れる。あるいは、予定などをインターネットに接続された別のコンピュータに保存しておいて、いろいろなパソコンから見たり書き込んだりできるサービスもある。

 つまりインターネットには、一般に思われている以上に多くの機能があって、さまざまな種類のデータが行き来している。そして、こうした機能やデータを連係して使えるようにすると、もっともっと便利になる。

 たとえば、会社のサーバーに顧客情報が入っているとしよう。そして普段は、社内のパソコンでそのデータを使っている。これを、自宅のパソコンでも、手元のPDAや携帯電話でも見られると便利だ。手元の機器からデータを書き加えたり変更したりできると、さらに便利になる。

 これを実現する方法として、XMLが注目されている。インターネット上で扱うデータをXML方式で記録しておくと、データを変更したり、いろいろな機器で利用したり、別のコンピュータ・システムに渡したりするのがグッと楽になる。

 ただし、インターネット上にバラバラに存在している機能やデータを利用するには、それらを結びつける技術が必要だ。SOAPは、XML方式で記録された機能やデータを連係させる技術だと考えるといい。もう少し正確にいうと、機能やデータをやり取り(通信)するための技術的な約束事(プロトコル)になる。

 これまでも、異なるコンピュータ・システムの間でデータを交換したり、相手の機能を呼び出したりする技術はあった。しかし、いろいろ制約があってインターネット向きではなかった。これに対してSOAPは、インターネットの世界で標準化されているので使い勝手がいい。

 なお、マイクロソフトが Microsoft .Net という構想を提唱している。これが普及すると、いつでもどこでもどんな機器からでも同じ情報を扱えるようになるという。そして、これを実現するための中核的な技術としてもXMLとSOAPが使われる。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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