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【サブスクリプション方式】

 ソフトウェアの利用形態のひとつ。ソフトウェアを買い取るのではなく、ソフトを借りて、利用した期間に応じて料金を支払う方式。サブスクリプション(subscription)には本来、「予約購読」や「予約金」といった意味がある。

 ソフトウェアを導入するときは、使用権を買うことが多い。この場合、そのソフトを半永久的に使うことができて、導入時にその代金を支払う。その後、パージョンアップやメンテナンスの費用が発生することはあるものの、普通は初期費用が最も大きくなる。

 一方、サブスクリプション方式は、たとえば 1ヶ月使っていくら、あるいは 1年間使っていくらといった契約で、ソフトウェアを借りる(レンタルする)感覚になる。そのソフトが不要になったら、契約を解除すればそれ以上の費用はかからない。

 そのため、そのソフトが本当に自社の業務に合うか分からない、試しに使ってみたいといったケース、あるいは最初から必要な期間が分かっているようなケースにも便利な方式だ。導入時に大きな費用がかからないのもメリットだし、会計的にはソフトウェアを資産にすることなく経費として処理できる。

 ここまで読んで、「ASPと何が違うの?」と思った人もいるだろう。実は、ASP が最も代表的なサブスクリプション方式といえる。ただし、ASP はネットワークを通じてソフトウェアを利用する方式だけど、サブスクリプション方式の場合はソフトウェアを自社のパソコンやサーバーに組み込んで使うケースもある。

 なお、サブスクリプション方式には、期間貸しだけでなく、もう少し広い選択肢がある。たとえば、期間ではなく、実際にソフトを動かした時間に対して課金する方法もある。

 また、音楽配信などのサービスでは、月額一定の料金で何曲でも聞けるサービスをサブスクリプション方式と呼ぶことがある。さらに、ハードウェアのレンタルサービスに対してサブスクリプション方式という言葉を使っているケースもある。

 一方、ソフトウェアのサブスクリプション方式にはデメリットもある。まず、利用期間が長くなると買い取りより高くつくケースが多い。また、ソフトウェアのメーカーが倒産や事業撤退でサービスを停止すると利用できなくなる可能性が高い。また、契約更新の際に料金の値上げなどコスト変動の要素がある。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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