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【クリエイティブ・コモンズ】

 著作権の保護に関する、新しい考え方と、その活動。クリエイティブ・コモンズ(Creative Commons)を略して、CCと書くこともある。

 文章、絵画、写真、音楽、映像作品、コンピュータ・プログラムなどは、それが作られた時点で自動的に著作権が発生する。つまり、あなたが自分のブログに記事を書いたら、その文章に対して即座に著作権が生まれる。デジカメで写真を撮ったら、その画像にも著作権が付く。

 だから、よく作品に丸で囲った C (通称・マルシー)を付けて (C) 2009 Copyright とか、All Rights Reserved なんて書いてあるのを見るけど、そうした表示がなくても他人の作品を勝手に使ってはいけない。

 他人の作品を何かに利用するときは、作者または著作権を管理している代理人に許可をもらわないといけない。これが今、インターネット時代になって、かなり面倒なことになっている。一方で、無断で再利用する行為も横行していて、これも大きな問題だ。

 さらに、自分の作品を「自由に使ってほしい」と思っている人たちもいる。自分が描いたイラストを無料で使っていいですよとか、自分が作った音楽を公開するので自由にアレンジしてください、みんなでコラボしましょうとか。

 とにかく、今の著作権法は縛りが厳しすぎるという声がある。著作権をすべて手放すという選択肢もあるけど、これは逆に自由過ぎるというか、そこまでするのは抵抗感が大きいだろう。

 そこで、著作権を作者に残しながら、ある程度は作品を自由に使っていいことにしよう、というのがクリエイティブ・コモンズの考え方。NPO法人として、そうした活動を広めている。そして、この活動に沿って公開された作品には、丸で囲った CC のマークが付く。

 具体的には、インターネットなどで作品を公開するとき、著作権の帰属を表示する、非営利目的なら自由に使っていい、改変禁止、再利用するとき同じ条件を継承すること、といった条件を選択できる。

 なお、コンピュータ・プログラムの世界では GPL という方式で、ほぼ同じ活動が行われている。そのためクリエイティブ・コモンズは、主に文章や絵・写真、音楽、映像などの作品が対象になっている。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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