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【エムティーユー】

  • MTU

 コンピュータ・ネットワーク(インターネットやLAN)でデータを送るとき、容量の大きなデータは自動的に分割して送られる。

 たとえば、大量のリンゴを宅配便で送るとしよう。しかし、用意した箱には24個しか入らない。この場合、25個以上送るには複数の箱に分けて、それぞれの箱に伝票を付ける必要がある。

 データ送信の場合も同様に、一定のデータ容量をを越えると自動的に分割して送られる。そして、受け取った側で元に戻している。この分割された、ひとつひとつのデータをパケットという。

 一般的なLANに使われているイーサネットという方式だと、ひとつのパケットサイズは最大約1500バイトになる。ただし宅配便と同様に、分割された各データに宛先が付いて、その分もデータになるので、実際に送られるデータ容量は通信方法などによって少しずつ変わる。また、もっと小さく設定することもできる。

 で、この最大サイズを MTU と呼んでいる。これは、Maximum Transmission Unit の略で、直訳すると「最大電送単位」といった感じ。

 一般的には、MTU が大きいほど分割する手間も少ないし、送受信するパケット数も少ないし、元に戻す手間も少ない。もちろん、これらの作業はコンピュータやパソコンがやってくれる。しかし、作業の手間が多いほど通信速度が遅くなってしまう。

 さて、一般のパソコンユーザーがこの用語を目にするのは、ADSLなどのブロードバンド回線の通信速度が遅いときだろう。特に、ウィンドウズ98やウィンドウズMeといった古めの基本ソフトだと、MTU が低めに設定されているので、ADSL などの高速通信を利用しても期待したほど通信速度が上がらないことがある。

 そのため、ADSL 高速化のひとつの方法として、MTU の調整が知られている。つまり、MTU の値を大きくするわけだ。市販のADSL高速化ソフトも、この方法を使っている。ただし、ウィンドウズ2000やウィンドウズXPは、最初からMTU が大きめに設定されているので、この方法ではあまり効果が期待できない。

 同じように ADSL を高速化する方法として、RWIN の値を調整する方法もある。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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