【ANI】
- SNI
- アプリケーション・サーバー網インターフェース
- アプリケーション・ネットワーク・インターフェース
通常、ANI ということが多く、これは Application Network Interface の略。日本語でもそのまま、「アプリケーション・ネットワーク・インターフェース」と呼ばれることが多い。
ただし、ほぼ同じものを NTT は SNI と呼んでいる。これは、特に NGN と呼ばれる次世代通信網に関連して使われている言葉で、Application Server Network Interface の略。日本語では「アプリケーション・サーバー網ネットワーク」ということがある。
ここでいうネットワークは、コンピュータ・ネットワークや通信ネットワークのことで、特に SNI という場合は NGN を指すことが多い。そして、こうしたネットワークと、その先につながれたアプリケーションサーバーの接点を ANI とか SNI という。
アプリケーションサーバーとは、インターネットで各種サービスを提供するウェブサーバーだったり、通信用のサーバーだったり、IP放送などの配信を行うサーバーだったりする。
この接点を境に、それぞれの所有者と責任が分かれる。それだけでなく、データ形式や通信方式の境目でもあり、その変換方式や規格という意味でも ANI(SNI) が接点になる。
ANI と対になる言葉として、UNI や NNI がある。UNI は、通信会社などが持っている通信網(ネットワーク)と、その利用者(ユーザー)との接点を表す。NNI は、ネットワークとネットワークの接点を表す。
用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修