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【見える化】

  • 可視化

 可視化でも見える化でも、ほぼ同じ意味。従来、見えにくかった、把握しにくかった、あるいは気づいていなかった状況や問題を、誰でも目で見て把握できるようにする活動や仕組み。

 もともとは工場の生産ラインでトラブルが発生したとき、ランプを点灯させて他の作業員に知らせるとととも発生場所を特定できるようにすることで迅速に対処する、そういった工夫から発生したといわれる。

 その後、ビジネスの現場でも使われるようになり、たとえば「何となく売上が下がっている」ではなく、製品ごと、販売チャネルごとに数量をグラフ化することで売上を下げている要因を明確にするといったことを「見える化」というようになってきた。

 同様に、工場、倉庫、流通、店舗ごとの在庫を把握することで、どこで停滞が起きているか把握する。営業スタッフの動きを把握して、どこにムダやムラがあるのか把握する。各スタッフの活動状況を把握して仕事量を適正に割り当てる。といったことも可視化や見える化といえる。

 あるいは、どこでどのくらい電気を使っているか、どの時間帯に使用量が増えるかといったことを数値やグラフで把握するのも見える化の一例。こうした見える化を行うことによって、省エネ計画を具体化することが可能になる。

 IT の分野では、IT を活用して見える化を促進するというケースと、IT自体の稼働状況や利用状況を見える化するというニーズがある。

 たとえば、データベースや POSシステム、グラフ化などによって売上や在庫の変化を見える化するのは、IT の活用によるもの。電気使用量の把握なども同様だ。また、温室に各種センサーを設置して野菜の状態を監視するとともできる。これは、IT による農業の見える化といわれる。

 一方、通信ネットワークを流れるデータ量やサーバーの稼働状況を視覚的に把握するのは ITシステム自体の見える化といえる。こうした監視を行うことで、トラブルを抑止したり、トラブル発生時に迅速に対応したりできる。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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