【出力】
- アウトプット
出力は、パソコンからデータ、情報、命令などを何らかの形で外へ出すこと。もちろんパソコンに限らず、大型コンピュータや中型コンピュータでも同じように出力という言葉を使う。携帯情報端末(PDA)や家電などからデータや情報を出力することもある。
出力のことを、英語では output(アウトプット)という。ほとんどの場合、出力とアウトプットは同じ意味と思って差し支えない。
具体的な出力としては、まずディスプレイの表示がある。パソコンの電源を入れると画面が映る。当たり前のことだけど、これもパソコンから画面表示に必要な信号が出力されているからこそだ。
もうひとつ代表的な出力は、プリンタで印刷すること。また今は、ほとんどのパソコンにスピーカーが付いている。そして音楽や効果音が出てくる。これは、音声出力という。そして、こうした出力を行うための機器を出力装置という。
このほか、パソコンのコネクターにケーブルを接続して、他のパソコンや周辺機器へデータを転送することもある。これも、データを送り出す側からみると出力ということになる。そして、そのためのコネクターを出力端子と呼ぶこともある。
なお状況によっては、出力されたモノや結果をアウトプットということもある。たとえば、企画や広告など具体的な製品を作らない仕事をしている現場では、作成された資料や企画書、あるいは成果をアウトプットと呼ぶことがある。ただしこれは、どちらかといえばビジネス用語。必ずしもパソコンで作った書類を指すわけではない。
用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修