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【パームOS】
- Palm
- Palm OS
- パーム端末
まず、パームOS(Palm OS)は、アメリカのパームコンピューティングという会社が作った、PDA(携帯情報端末)向けの基本ソフト(OS)。英語版と日本語版がある。
そして、パームOSを使った携帯情報端末をパーム端末という。単に、パーム(Palm)というと、このパーム端末を指すことが多い。ただし現在は、すでに発売が終了していて原稿機種は存在しない。
以前は、本家であるパームコンピューティング社や、日本アイ・ビー・エム、ソニー、ハンドスプリング、スリーコムといった会社からパーム端末が発売されていた。
パームOSは、パソコン用の基本ソフトとして広く普及しているウィンドウズとは操作方法が異なる。しかし、予定表や住所録などのデータはパソコンと整合性を持たせる(同期させる)ことができた。また、パームOSに対応した、いろいろなプログラムやデータがインターネットなどを通じて配布されていて、これがパーム端末の魅力を高めていた。
パーム端末に文字を入力するときは、Graffiti(グラフィティ)と呼ばれる特殊な記号を使う。そのため最初は戸惑うかもしれない。しかし基本的には、アルファベットの略字のようなものなので、すぐに慣れることができた。
パームOS以外のPDA向け基本ソフトとしては、マイクロソフトのポケットPCがある。シャープのザウルスは独自方式の基本ソフトが使ってきたが、最近はリナックスを使った機種もある。
用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修