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【アンチウイルスソフト】
- ウイルス対策ソフト
- ワクチン
コンピュータウイルスを見つけて退治してくれるソフト。アンチウイルスソフトでもウイルス対策ソフトでも意味は同じ。
ワクチンは本来、人間や動物に感染する本物のウイルスに対抗する薬のこと。コンピュータウイルスを本物のウイルスに例えたように、コンピュータ・ウイルスに対抗するソフトもワクチンと呼ぶことがある。
今は、インターネットや電子メールを通じて世界的にウイルスの被害が広がることが多い。そのためウイルス対策ソフトは、ほとんどのパソコンに必須のソフトになっている。
パソコン用のウイルス対策ソフトは通常、パソコンが起動すると常駐プログラムとして常に働いている。画面右下のタスクトレイにウイルス対策ソフトのアイコンが出ているはずだ。そして最近のソフトなら、インターネットに接続したり電子メールを受信しはじめると自動的に監視してくれる。
また、定期的にハードディスクの中に感染したファイルがないかチェックしたり、受け取ったUSBメモリーなどの中にウイルスが潜んでいないか手動でチェックすることもできる。
さらに最近は、インターネット接続中に自分のパソコンの中を勝手に見られたり、変なものを送り込まれたりしないように監視するパーソナル・ファイアウォール機能を持ったソフトが増えている。
このほか、電子メールの中継や一時保管をするメールサーバーというコンピュータで使うウイルス対策ソフトもある。この場合は、各パソコンにウイルスが届く前にサーバーで見つけて退治される。プロバイダーが会員に、こうしたウイルスチェックサービスを提供していることが多い。
なお、コンピュータウイルスは次々と新しいものが出現している。そのため、ウイルス対策ソフトも常に最新の状態にしておく必要がある。この点については、ウイルス定義ファイルのページで。
さらに、ウイルス定義ファイルだけでなく、ウイルスの挙動を監視して判別する方法もある。これは、ヒューリスティックスキャンという。
用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修