【VLR】
VLR は、Visitor Location Register の略で、携帯電話の番号や端末識別番号などのユーザー情報を管理しているデータベースの一種。ヨーロッパを中心に普及している GSM という方式で使われている。
固定電話の場合は接続される交換機が一定なので、そこにユーザー情報を記録しておけばいい。どの電話番号で、どのくらい通話があったといった情報も取れる。
しかし携帯電話の場合、どこから掛けられるか分からないし、メールを届ける場合もも端末(電話機)の場所が一定とは限らない。それでも正しい端末へ送らないといけない。そこで日本では、HLR というデータベースがユーザー情報の原簿となっていて、必要なときは常に HLR に問合せが行われるしくみになっている。
一方、GSM では、HLR と端末の間に VLR というユーザー情報を一時的に保存するデータベースを置くしくみになっている。VLR にユーザー情報がなければ HLR に問い合わせて引き出すし、あればそのまま使う。
一見、VLR の方が合理的な感じもするけど、都市部など利用者が多くて、しかもどんどん移動する場所では、頻繁に VLR から HLR への問合せと情報の転送が発生する。これは、ムダなトラフィックと考えられる。
そのため日本では一般に、VLR より HLR の方が適しているとされる。また、海外ローミングなどの際は、VLR とは別の GLR というしくみが使われている。
用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修



















































































