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【USBパワーデリバリー】

  • USB PD

 USB のケーブルで接続した機器と機器の間で相互に電気を供給するしくみ、あるいはその規格。USBパワーデリバリー(USB Power Delivery)を略して、USB PD と書くことが多い。

 USB(ユーエスビー)は Universal Serial Bus(ユニバーサル・シリアル・バス)の略で、パソコンなどと周辺機器を接続することを主な目的としたデータ転送の規格。

 そして USB には以前から、USBバスパワードと呼ばれる機能があって、接続した機器に電気を供給することができた。ただし、この機能による給電はメイン機器から周辺機器への一方通行で、供給できる電気も最大で 7.5W(5V/1.5A)と少なかった。

 一方、USBタイプC から対応した USB PD を使うと、最大で 100W(20V/5A)を供給できる。これだけの電気量があると、ほとんどのノートパソコンを動かすことができる。

 また、USB PD は双方向で電気を送ることができる。たとえば、ノートパソコンと液晶ディスプレイを USB でつなぐ場合、従来だとパソコンからディスプレイへ電気を送ることしかできなかった。もちろん、USB PD でも、こうした給電が可能だ。

 しかし、もし液晶ディスプレイが AC電源に接続されていたら、ディスプレイからノートパソコンに電気を送って動かすこともできる。そのため将来的には、ACアダプターの利用が減るという予測もある。

 また、USBタイプC のケーブルと USB PD を使うことで、DisplayPortやHDMI、MHL といった規格に対応したデータの送受信もできる。

 こうしたことから、USBタイプC のケーブルと USB PD が普及すると、パソコンやスマートフォンなどのデジタル機器まわりで使うケーブルの種類が大幅に減るといわれている。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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