用語解説辞典

用語解説辞典 知りたい用語はここで検索

用語解説辞典トップに戻る

【UD】

  • ユニバーサルデザイン

 ユニバーサルデザイン(Universal Design)を UD と略すことがある。ユニバーサルは「普遍的な」「万人の」といった意味で、一般にいうユニバーサルデザインは、誰にでも使いやすく設計された建築施設や工業製品のことをいう。

 たとえば、一般の人には苦もなく使える製品でも、高齢者や障害者、あるいは文化が違う人には使いにくいことがある。こうしたケースを考えて、できるだけ誰でも使いやすく配慮されたものをユニバーサルデザインと呼ぶことができる。

 そして、こうした製品は、一般の人にも使いやすいという特徴がある。従来、障害者にも使えるように配慮された製品をバリアフリーと呼んでいたけど、ユニバーサルデザインはさらに概念を広げて、本当に万人に使いやすいデザインを考えている。

 たとえば、駅や公共施設の案内表示を文字でなく絵文字(ピクトグラム)にすると、子供や外国人など漢字が読めない人でも理解できるだけでなく、視力の弱った人でも見やすい、一般の人も遠くから識別できるといったメリットがある。

 あるいは、シャンプーのボトルの脇に凹凸をつけて、リンスのボトルと区別する方法も広く知られている。最初は視覚障害者のために考えられた工夫だけど、健常者でも頭を洗っているときはボトルを確認しにくい。そのため、一般の人にもメリットのあるデザインになった。

 さて、今やウェブサイトは情報源として欠くことのできない存在になっている。これまでは比較的、若い世代の利用が多かった。しかし今後は、高齢者の比率が高まる。また、インターネットは障害者にとっても非常に有用なツールになっている。

 そのため、ウェブサイトにもユニバーサルデザインの考え方が求められている。たとえば、GUI は一般の人には使いやすいけど、視覚障害者には使いにくい。視覚障害者には、音声による代替情報の提供が必要だし、その際には画像にも説明文をつけておく必要がある。肢体障害のある人にも操作しやすい画面構成、知的障害のある人にも理解しやすいコンテンツ作りも重要な課題だ。

 また、操作しやすく理解しやすいサイトなら、高齢者にも使いやすい。視力が弱った人にも見やすい画面構成や色彩計画も重要な課題だ。

 こうした工夫・配慮がなされたウェブサイトを、アクセシブルWeb と呼んで、アクセシビリティが高いということもある。

Uの一覧に戻る

用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

page top