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【TTL】

  • Time to Live
  • 有効生存期間

 TTL は Time to Live の略で、日本語では有効生存期間、あるいは単に生存時間ということがある。そして、パケット通信に関連して使う場合と、DNS に関連して使う場合で意味が異なる。

 まず、一般的な LAN(コンピュータ・ネットワーク)やインターネットでは、情報を小さなデータに分割して送受信している。この分割されたデータをパケットという。

 パケット方式のデータ通信では、そのパケットの生存期間を設定できる。当初は秒数で生存期間を決めていたものの、現在では通過するルーター数で指定する方式が広まっている。

 たとえばインターネットで情報を送るとき、その情報はパケットの状態で複数のルーターを経由して受信側に届く。ところが、宛先の間違いなどがあると、そのパケットはいつまでもインターネット上をさまよう可能性がある。

 これを防止するため、送り出す側で TTL を回数で指定しておく。そして、ルーターを通過するごとに数が減っていき、TTL が 0 になったら、そのパケットは廃棄される。

 DNS の場合は、キャッシュDNSサーバーに保存された DNSキャッシュの生存時間を TTL という。こちらは、秒数で設定する。

 DNS は、ウェブサイト(ウェブサーバー)のドメイン名と、それに対応する IPアドレスを相互に照会する仕組み。そして、一度照会した情報は一定期間、キャッシュDNSサーバーに残っている。

 しかし、ドメイン名や IPアドレスが変わることもあるので、いつまでも同じ情報を持っていると逆に弊害が出る。そこで、一定時間が経過したら、その情報を捨てて、次に同じ問い合わせが来たら最新の情報を取りに行くようになっている。

 この DNSキャッシュの情報を廃棄するまでの時間を TTL という。ただ、キャッシュ情報を保管している間にも IPアドレスの変更があるかもしれない。そのため、あまり長い秒数を設定しない方がいいといわれる。

 一方、IPアドレスを変える可能性が低い場合は長めに設定した方がいいという人もいる。また、DNSキャッシュポイズニングと呼ばれる攻撃に対抗するには長めの方がいいという考え方もある。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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