【TCO】
- ティーシーオー
パソコンを使ったLANなどのコンピュータ・システムを維持するためにかかる総費用のこと。Total Cost of Ownership(トータル・コスト・オブ・オーナーシップ)の略。
パソコンは、買ったあとも意外にお金がかかる。周辺機器を追加したり、新しいソフトを追加したり、バージョンアップしたり。個人でも大変だけど、企業ではもっと大変なことになっている。
1990年代はクライアントサーバーシステムの人気が高まって、従来のオフィスコンピュータを使ったシステムから、パソコンを相互接続したシステムに急速に入れ替わった。オフィスコンピュータよりはパソコンの方が安いし、必要なときに必要な機能を足せるから便利という考え方だった。
ところが数年前、アメリカで「パソコンLANは、意外にお金がかかっている」というレポートが発表されて、かなり騒ぎになった。ソフトのバージョンアップや、そのたびに社員に操作方法を教育する費用などを含めて考えると、かえって高くついているという。
企業では、たくさんのパソコンを使っているから、ソフト代だけでもバカにならない。しかも、一斉にバージョンアップしようとすると、システム管理者に大きな負担がかかる。社員に新しいソフトの使い方を教えている時間も給料を払っている。こうした費用も込み込みの総費用をTCOという。
「これではいけない」というわけで、たとえばサーバーに最新ソフトを入れると接続されている全パソコンのソフトが自動的にバージョンアップされるとか、一般社員が使うパソコンは機器の増設やソフトの追加をできない簡単な端末にしようとか、いろいろなTCO削減策が考えられた。
用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修



















































































