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【RIP】

  • リップ

 IT の分野で RIP(リップ)というと、2つの意味がある。

 まず、ポストスクリプトなどのデータを、印刷用の画像データに変換するための装置、またはソフトウェアのこと。この場合の RIP は、Raster Image Processor の略。

 ポストスクリプトは、アドビシステムズという会社が開発した文字や画像を美しく正確に印刷する技術。広告デザインや編集デザインの世界では、標準的な技術として広く使われている。

 ポストスクリプトのデータは、ベクトル画像といって、文字や図形、画像などを直線や曲線のデータとして記録している。しかし印刷するときは、これを点々の集まりでできたビットマップ画像(ラスター画像)に変換する必要がある。これを、ラスタライズという。

 RIP は、この変換作業を専門に受け持つ装置で、プリンタに外付けされたり、プリンタの中に部品として入っていたりする。このような装置や部品のことを、ハードウェアリップあるいはハードリップという。

 一方、最近はパソコンの中にリップ用のソフトを入れて、パソコンでデータ変換を行なうケースが多い。これを、ソフトウェアリップあるいはソフトリップという。

 もうひとつの RIP は、複数のコンピュータ・ネットワークを経由してデータを送るとき、最短のルートを見つける技術(プロトコル)。こちらは、Routing Information Protocol の略だ。

 コンピュータ・ネットワークを相互接続する際は、その接点にルーターという機器を置く。そして、別のネットワークにデータを送るときは、複数のルーターを経由してデータが流れて行く。

 そこで単純に、経由するルーターが少ないほど最短ルートと判断するのが RIP 方式だ。この方式は、ルーターの数が少ない小規模ネットワークに向いている。

 一方、より大きくて複雑なネットワークでは、OSPF と呼ばれるルーティングプロトコル(最適ルートを見つける技術)が使われている。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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