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【Phenom】

  • フェノム

 CPUメーカーの AMD から発売されているクアッドコアCPU。2007年5月に発表され、11月から販売された。

 パソコンの CPU は、ひとつの部品になっている。そして、1台のパソコンでひとつの CPU を使うのが一般的だ。サーバーなど、パソコンより大きなコンピュータでは1台に複数の CPU を使っているケースもあるものの、個人が使うパソコンで複数の CPU を搭載しているケースは少ない。

 CPU はひとつの部品になっているけど、内部は情報を取り込む部分、実際に計算などの処理を行なう部分、計算結果を一時的に保存しておく部分などに分かれている。そして、実際に計算などの処理を行なう部分をコアという。

 クアッドコアCPU は、ひとつの CPU の中に、このコアを4つ持っている。そのため、コアがひとつの CPU より処理速度を上げることができる。あるいは、同時に複数の作業を行っても処理速度が落ちない。

 従来、パソコン用の CPU はクロック周波数を上げることで処理能力を高めてきた。しかし、2004年あたりからクロック周波数の上昇率が伸び悩むようになってきた。また、クロック周波数の上昇に伴う消費電力の増加や熱の発生も問題になってきた。そのため、2005年からコアを2つにすることで処理能力を高めたデュアルコアCPU が増えてきた。たとえば AMD の製品ではアスロン64 X2 などがある。

 その後、さらにコアの数を増やしたクアッドコアCPU に移行しつつある。たとえばインテルの製品では、コア2クアッドがある。

 しかしコア2クアッドは、2つのコアを載せた基板を2つ装備して計4つのコアを搭載している。これに対してフェノムは、最初からひとつのダイに4つのコアを搭載しているので、CPU内でのデータ転送が速い。そのため AMD は、フェノムこそ真のクアッドコアCPU だといっている。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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